2005年05月

権力犯罪としての誤認逮捕

■いわゆる「真犯人」というのを、最初から特定することができるぐらいなら、世話はないわけで、そうでないからこそ、状況証拠をつきあわせた仮説のもとに、犯人像を推定、被疑者をしぼりこみ、逮捕令状を請求する。実際に、身柄を確保し、とりしらべした結果、「真犯人」でなど絶対ないことがわかる。……こういった「誤認逮捕」は、現実的にさけられない。そのように、うけとめられてきたし、法律家も それら「現実」を追認する論理を提出してきた。■しかし、死刑を求刑されている被告が無罪を主張しつづけているとか、いわゆる「死刑囚」が再審請求をだしつづけ、ときにそれがみとめられるといった事態をかんがえると、「初動捜査のミスなどによる誤認逮捕も、100%訂正できる」とは、到底おもえない。 続きを読む

文化資本とテクノクラート 2

■おとといは、日本のテクノクラートの輩出集団=学歴傾向と、階層・地域をからめてみた。■極端なことをいえば、?たかだか 学部卒が受験勉強で ツメこんだ程度の「専門知識」しか、基盤がなく、あとは、日常的なデータ処理をまかされることで つちかわれる、ある種、非体系的な「現場主義」の 蓄積で そのみちの専門家になれてしまっているのではないか??出身地域や階層が かなり かぎられていて、潜在的な 才能を みすごした、「適材適所」主義からの 逸脱ではないか? という 疑念に集約される。 続きを読む

想像の連続体としての日本語

■?「古文は ニホンゴの ふるい かきことば」で、?「漢文だって、ニホンジンが かいたものは、ニホンゴ」、?「中国人が かいた 漢文だって、読み下し文〔訓読〕にしてあれば、ニホンゴ」っていうのは、普通の常識的感覚だとおもう。■ま、ハラナも、わかいころは、そう信じていた。
■しかし、いまでは ちがう。?については、おおすじで同意できるが、??については、おおはば限定つきだ。どうしてか? ■単純にいうなら、?「読み下し文は、現代日本語として 理解可能だが、古文/漢文の原典=一次テキストは、専門家以外よめないから」、?「日本人=日本語、中国人=中国語という、実体的な連続性をソボクに想定などできないから」だ。

基本的に よめないもの、了解不能なものまで、「ニホンゴの ふるい かたち」「ニホンゴの 一部」との主張。「そういった リクツを こねる 思想信条の自由は みとめるけど、それはイデオロギーでしかなくて、そんなリクツ全然説得力をもたない層が5万(いや、すくなくとも500万人)は 確実にいる(笑)」って自覚をもったうえで、言動をつつしんでいただきたいと(笑)。
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大学入試という逆説

■高校の公民科の先生の調査によると、首都圏の慶応をはじめとする 一部有力私大の法・経系学部の受験科目には、政治経済がないのだという(慶応大学法学部は 批判をうけて 近年A日程入試で、ようやく くわえたようだ)。■これは、なにも文学部などだけではなく、法学部や経済学部などでも、そうなのであろう。要は、地理歴史科だけが、いわゆる「社会科」系の受験科目であり、公民科では受験できないことが おおいわけである。■高校での、とりわけ受験界ので、公民科の劣勢は、こんなところにあるのでは、というのが、先生の仮説である。 続きを読む

文化資本とテクノクラート

 ■「文化資本(capital culturel)」とか、「テクノクラート(technocrat)=技術官僚」は、日本語辞典にも収録されるような程度の術語である。■フランス語起源で、社会科学系の用語としては、かなり あたらしい部類にはいるだろう。そのヘンが、「プチブル」とか「クー・デタ」とかとちがう点だ。日常会話にまぜるような イヤミな連中は、大学で経済学や社会学などを専攻のセンセーたちぐらいだろう(笑)。■が、そういった術語をつかわないにしても、それに ほぼ対応する概念は、しょっちゅう議論にのぼっているのではないか? たとえば、「教養」とか「学力」、「エリート」とか「官僚層」とか。 続きを読む
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