2005年07月

日本語特殊論の特殊性1

■2週間ほどまえに、日本社会のサッカー受容をめぐった文化論を展開したとき、マクラとして、つぎのような 小文をかいた。

……フランス現代文学研究者の 陣野俊史 先生が、現代日本は 社会的な中間層が 二極分化してきて、その上層が サッカーの 基本的ファン層を かたちづくっている。基本的に労働者の愛好する(みる/やる)スポーツである、サッカーが、こんなかたちで うけいれられている国は、「たぶん世界中探して1つもない」とのべている(『RON RON』Vol.2,p.95)。■これは、かきことば、天皇制、キリスト教受容と、ならんで、日本特殊論を展開するときに、かならず あげられるべき 要素だとおもう。


■?ひらがな/カタカナ だけでなく、漢字表記という、まったく異質な表記体系が ごく普通に まぜがきされること。ときには、ローマ字まで まぜがきされるといった、複雑怪奇な書記体系が ごく自然に うけとめられていること。「訓よみ」という曲芸的な 慣習が ごく普通であり、「語呂あわせ」という、外国人には理解不能な 暗記法まであるなどは、日本が特殊な文化空間であることの、重要な点だ。


■ただ、これは 読者に誤解をあたえる おそれがあるので、補足しておこう。 続きを読む

米軍が極東から一部撤退?

■リンク集にもあげてある、田中宇さんの「国際ニュース」の最新記事は、朝鮮半島和平の可能性だ。■そのなかで、注目すべき点は、アメリカ政府が在韓米軍をひきあげることを北朝鮮に打診したのではないかということ、しかもそれに反対しているのが韓国なのではないかという観測である。
強調部分は ハラナによる】
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リスク論による、はぐらかし

■「数量的データをあげて冷静に議論しよう」「ものごとの判断を客観的に判断するためには、統計的な比較しかない」というのは、もっともな論理だ。■ハラナも、以前、「鉄道事故再論1[2005/07/01]で、インターネット新聞『JANJAN』に掲載された 上岡直見さんの「JR事故の構造分析 システム的・定量的検証が必要」を引用しながら、リスク論を展開した。 続きを読む

スポーツからみた日本社会6

■玉木正之さんの『スポーツ解体新書』のなかに、近代スポーツという空間が「きわめて単純な実力主義」という意味で、「一般社会の長幼の序」原理と衝突するがゆえに、「反社会的要素」をふくんでおり、そのすりあわせとして、「体育会」文化という、異様に「厳格な長幼の序を築いた」という、するどすぎる指摘があると、きのうかいた。■たしかに、異様な精神主義というか、「教育」「ひとづくり」といった、セリフが横行するのも、「体育」イデオロギーの産物だよな。「ひとづくり」なんて ごリッパな 理念とは正反対な 現実だからこそ、「教育」「人格陶冶[トーヤ]」とか、いいたてるんじゃないか(笑)? 続きを読む

スポーツからみた日本社会5

■以前も ちょっとふれたが(「死刑制度について(その5)」)、玉木正之さんの『スポーツ解体新書(NHK出版)は、社会史/文化史/比較文化論などとしても、なかなかすぐれものだ。 続きを読む
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