2005年08月

関岡英之,拒否できない日本

関岡英之さんの『拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる(文春新書,2004年)で指摘されている「年次改革要望書」は、アメリカ政府の「要望」でなどなく、ロコツな内政干渉である。■現在、政局の軸になっているというか、小泉政権の主要課題とされている、郵政民営化も、ロースクール構想も、会計基準も、そして、なんと阪神大震災直後の建築基準法改正さえも、この「要望書」の実現だったというのである。■もちろん、これら「外圧」が、アメリカの企業の利益、アメリカ政府のかんがえる国益にそうものであって、日本の消費者・市民に よかれとねがって、もうしでてくれたものであるはずがない(笑) 続きを読む

リスクとしての教育格差

■教育機関の利用状況、ひいては学歴という結果、卒業後の初職(最初の常勤職歴)、そして その結果としての 経済階層、次世代の 教育機関の利用状況、……という、一連の連鎖、そこに 統計学的に有意な相関(どうかんがえても、偶然とはいいがたい関連性)がみてとれることは、社会学者や経済学者たちが、くりかえしのべてきた。■それを 能天気に 臆面もなく 是認・正当化できるのは、アメリカ流の 優生思想に そまった、IQ信奉者ぐらいだろう。
* IQ神話の あやしさについては、立岩真也さんのサイト参照(「知能テスト」)。
■まあ 日本列島上でも、人口的には 過半数をしめる可能性もたかいが。「カエルの子は、カエル」「トンビがタカをうむ(ことは、生物学上、ありえない)」っていう、虚無主義的なものも ふくめればね(笑)。 続きを読む

スポーツからみた日本社会10

■日本のスポーツ文化には、広義の教育イデオロギーが からんでいること、企業スポーツはもちろん、プロスポーツにまで もちこまれる、あつくるしさ/病理は、何度かかいてきた。■「武道にかぎらず、単なる競技スポーツではなく、心身両面での ひとづくり」という美名が、さまざまな おかしな ことを もたらしつづけてきたことは あきらかだが、なかでも、暴力主義と集団主義という病弊[ビョーヘー]は、ねぶかい。■今回は、またまた 「不祥事」が発覚した 高校野球だ。 続きを読む

安ければ、それでいいのか!?

■食の安全を論じた本として、山下惣一安ければ、それでいいのか!?(コモンズ,2001年)は、かんがえさせられる論集だ。■簡単にいえば、消費者が みんな セコくなり、「やすければ やすいほど、いい」という発想から、生産者・流通業者の過当競争をあおって、どんどん 安全性を へらし、また、生産現場・流通現場の 労働環境を わるくしている。■要は、だれも しあわせに なっていない。たがいが、どんどん ふしあわせに なるよう、くびを しめあっている。「無意味な 死闘」を イメージさせる 惨状が うかびあがってくる。■もちろん、こういった 悪循環は 食の安全にかぎらない。以前、「ロボット/マクドナルド/アマゾン」で のべたような やりきれない シクミがあるわけだ。■高校教員の 労働環境を するどく批判する 木村正司先生の 「リストラ考」にも、そういった惨状が うきぼりになっている。 続きを読む

託児所としての高校?

■以前、「託児所としての小学校」というシリーズをかいたが、今回は、その続編「高校」版(笑)。■素材は、もちろん、木村先生のウェブログから(「もう一度採用試験を!」) 続きを読む
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