2005年08月
■まえまえから、「8月15日を終戦記念日とみなして、ものごとをかんがえるのは不毛だ」という批判をくりかえしてきた(朝鮮半島をはじめとして、植民地支配下にあった ひとびとにとって「解放」を意味したことは、否定できないが)が、それは先日ものべたとおり、「外地」と 米軍支配下におかれた沖縄とが、8月15日とは無関係に、戦後がはじまっていたからである。■しかもそれは、悲惨としかいいようのない、けっして「解放」とはいいがたい苦難のはじまりでもあった。
■たとえば、「沖縄戦60年=2世代の意味」という文章でも ちょっとだけふれたが、沖縄久米島では、60年まえのきょう、日本軍の敗残部隊による、惨殺事件がおきている。朝鮮出身の一家7人全員が、斬殺されたのだった(以前の文章では、この事件を除外した8月18日までに「五件二十名がスパイ容疑で殺害される」としるしてあるが)。
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■たとえば、「沖縄戦60年=2世代の意味」という文章でも ちょっとだけふれたが、沖縄久米島では、60年まえのきょう、日本軍の敗残部隊による、惨殺事件がおきている。朝鮮出身の一家7人全員が、斬殺されたのだった(以前の文章では、この事件を除外した8月18日までに「五件二十名がスパイ容疑で殺害される」としるしてあるが)。
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■コトバについての、ふかい含蓄を つみかさせているウェブログに、「タ・メタ・タ・ポーネーティカ 日本語のはなし ギリシャ語のはなし ことばにまつわるあれこれ」がある。■当サイトにも、リンク集が はってあるが、先日、「わかちがき」論についての考察が のべられていた(わかちがきに関する誤解,2005/08/17)。今回は、そこへの トラックバック。
■するどい読者は おきづきのとおり、この ウェブログも、不徹底ながら 「わかちがき」を 実践している。 続きを読む
■するどい読者は おきづきのとおり、この ウェブログも、不徹底ながら 「わかちがき」を 実践している。 続きを読む
■毎度お世話になっている 木村正司先生、「先生の偏差値を公表しよう」(2005/08/12)という、ヤバい文章を公開された(笑)。
■以下、一部転載させていただく。■固有名詞を一部ふせているが、もちろん、本文には実名がのっている。関係者のかた、激怒されないように(笑)。 続きを読む
■以下、一部転載させていただく。■固有名詞を一部ふせているが、もちろん、本文には実名がのっている。関係者のかた、激怒されないように(笑)。 続きを読む
■西サモアのウポル島の「酋長」(この表現は、差別的だが)ツイアビが、かたったという『パパラギ』は、1920年の発刊、1977年に復刊されて、日本では1981年に立風書房から翻訳がでている。■痛烈な欧米社会批判だ。
■一方、有名なファンタジー作家、ミヒャエル・エンデの作品『モモ』は、1976年に岩波書店から日本語訳がでてから とぎれることなく よみつがれ、四半世紀後、「全集版」「愛蔵版」「少年文庫版」などが、でるといった人気をほこっている。■「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」という副題が本質をするどくついた、資本主義批判だ。
■いずれもドイツ語圏の作品の翻訳で、石油ショック以降=高度経済成長の挫折後に ねづよい人気を維持してきた文明批判という、共通点があるだろう。 続きを読む
■一方、有名なファンタジー作家、ミヒャエル・エンデの作品『モモ』は、1976年に岩波書店から日本語訳がでてから とぎれることなく よみつがれ、四半世紀後、「全集版」「愛蔵版」「少年文庫版」などが、でるといった人気をほこっている。■「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」という副題が本質をするどくついた、資本主義批判だ。
■いずれもドイツ語圏の作品の翻訳で、石油ショック以降=高度経済成長の挫折後に ねづよい人気を維持してきた文明批判という、共通点があるだろう。 続きを読む
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