2005年09月

「教養」と社会的評価補遺

■つなわたり状態で、おちついて まとまったものが かけそうにないので(「貯金」もないし)、最近展開している議論の「おちぼひろい」「補足」で、お茶をにごす(笑)。■なお、これは、コメント/トラックバックをくださった、ワタリさんへの おかえしトラックバックでもある。 続きを読む

教養と高尚さ

■リンク集にもあげてある、うえしんさんの『考えるための断想集』 は、なかなかかんがえさせられる書評日記だ。■ひとつき以上まえに、「高尚と低俗」という、趣味論というか、「オタク論」が展開された(2005/8/27)。■先日、「高級文化」の領域とみなされてきただろう「教養主義」について、高田理惠子『グロテスクな教養』をあつかったが、本日分の更新は、この「高尚と低俗」をうけての続編でもある。 続きを読む

マクロ経営学から見た愛知万博

■きのう、『マクロ経営学から見た太平洋戦争』という本を紹介したので、そのパロディである(笑)。『佐藤秀の徒然\{?。?`}/ワカリマシェ~ン』から、トラックバックとして「官民総力愛知万博入場者数マジック?」という文章を紹介いただいたので、それへの おかえしトラックバック。■もちろん、先日の「『虚飾の愛知万博』を総括」の続編。 続きを読む

マクロ経営学から見た太平洋戦争

森本忠夫『マクロ経営学から見た太平洋戦争』(PHP新書)は、20年まえの刊行物『魔性の歴史?マクロ経営学からみた太平洋戦争?』(文芸春秋)の復刊だそうだ(あいだに、91年文庫版、98年光人社NF文庫版として復刊しているが)。■旧社会主義圏とのビジネスにたずさわってきた企業人が、第二の人生として、経営学研究者として大学人となったという、ある種典型的なキャリア形成をへた人物の書物だが、もちろん専門書といった筆致ではない。
■意外なのは、戦後60年の企画として復刊された新書版なのに、検索エンジンで、大してひっかからない点だ
(9月27日早朝段階、Googleで100件弱)。なにやら、「陰謀」を感じるぐらい、着目されていない(笑) 続きを読む

『虚飾の愛知万博』を総括

前田栄作『虚飾の愛知万博』(光文社ペーパーバックス)は、まさに 「愛・地球博」の ウラを、これでもかとばかりに、あばいた快著である。■一説には、名古屋や豊田などはもちろん、愛知県内の書店ではなかなか入手できないという、ウワサまであった(笑)。■きのう、おわった「愛知万博」を総括するためにも、本書をとりあげてみたい。  続きを読む
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