2005年12月

ことしの20冊:2005年

■普通、こういったばでは、「ことしの私的10大事件」といった備忘録的な 文章をかくものなのかもしれない。■しかし、それでは マスメディアの年末特集の 芸のないマネになりかねない。
■幸か不幸か、当 日記は、時評としての性格だけでなく、書評群としても それなりの読者層はいるとかんがえられるので、おもいきって書評的総括とすることにした。■ただ この総括は、この日記で1年弱にわたって とりあげた本にかぎって、再度紹介するという かたちにした。というのも、当 日記は、「カテゴリー」のなかの 「書評」という分類項目には、たった8件しかなく、そこで複数の本を紹介していても、たかだか十数冊にすぎない。■一方で、「批評」という分類項目はもちろん、ほぼ あらゆる分類項目に、数百の本/論文などが とりあげられている。むしろ なにも 文献に依拠しない 随想や評論は、少数とさえいえる。■同時に、当 日記には、検索機能がついておらず、各分類に 蓄積された 文献紹介の ありかが、全然みとおせない。■したがって、この 総括は、はなはだ不充分ながらも、案内図的な性格も もたせることにした。
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『続弾! 問題な日本語』

■いわずとしれた、北原保雄 編著『問題な日本語』〔大修館書店〕の続編。■よくある、「二番煎じ」「でがらし」感はない。■第一作で おもしろかった読者は、かって損しないし、不満を感じた層には 同様の感情がわきあがるだろう。ただ、ハラナには なかなか タメになる記述がおおかったし、以前も紹介したとおり、いのうえさきこの シュールな ギャグ・さしえだけでも、かいだとおもう(笑)。AMAZONの カスタマー・レビューの 筆者「ががんぼん」のいうとおり、さしえと 4こまマンガは、れっきとした「用例」群であり、みようによっては、これは筆者たちをわらいのめす、非知識人による 知識人への、キツーい ツッコミ集である。■国語学者や日本語教育関係者は、その 水準のたかさに、ついていけるか(笑) 続きを読む

沖縄は基地を拒絶する 2

■先日、『沖縄は基地を拒絶する』の紹介文をかいたが、その翌日の『朝日新聞』の社説はひどかった〔「普天間移設 沖縄をどう説得するのか」〕。b81cc81d.jpg
maxi さんが、批判するとおりだ。
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行政もグルか? フェロシルト4

■本シリーズは、いわゆる 産廃の偽装処理としてのフェロシルト問題をとりあげながら、行政と業者の ユチャク、そこに動員される 研究者(「フェロシルトと御用学者」シリーズ)という、ある種普遍的な問題として、一貫した構図を問題化してきたといえる。■本日記の読者の一部には、東海地域など地方のズサンな行政の腐敗構造であるとか、一部の倫理観にかけた公害企業の不祥事、といった、「対岸の火事」視するむきがあるかもしれないが、「フェロシルト問題の本質」や「現代もひきずる四日市公害」、「三重県・環境保全事業団」「産廃ビジネスの経営学」「検証 岐阜県史問題」などでも論じたとおり、これは政官財学4者の構造的な権力犯罪であり、一地方/一企業の不祥事などの次元にはとどまらない。 続きを読む

動物をかうことの意味

■きのう、ひさしぶりにテレビをちょっとだけみた。■ホッキョクグマの人工飼育をとりあげたドキュメンタリーだった。舞台は「愛媛県立とべ動物園」。■動物園の『飼育日誌ホッキョクグマ「ピース」成長の様子』には、「1999年12月2日、とべ動物園でホッキョクグマの赤ちゃんが生まれました。国内でのホッキョクグマの出生は、それまでに122頭報告されていましたが、半年以上育ったのはわずかに16頭と極めて生存率が低く、また、人工哺育の成功例は全くありませんでした。今回、当園で出生した2頭のうち、1頭は発見時には既に母親にかみきずよる咬傷を負っており、救命処置を施しましたが、2時間後に死亡し、残る1頭を人工哺育に切り替えた結果、現在でも順調に成長しています」とある。■6歳をむかえた「ピース」というなまえの、ホッキョクグマ〔普通は「シロクマ」とよばれているけど〕は、体長2メートル超、体重300キロ弱と、琴欧州を だいぶ ほねぶと〔体重は2倍だけど〕にしたような巨体で、かわいいのは、もはや かおつきだけだったが、いわゆる コグマ時代の映像は、モジどおり 「ぬいぐるみ」みたい、という性格のものだった。
■イルカショーのときとは、また別の感情がかきたてられた。
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