2006年09月

多極化と日本(2)北方領土と対米従属(『田中宇の国際ニュース解説』)前編

■『田中宇の国際ニュース解説』の少々まえの号の転載。■記事がながいので、おおきくふたつに分割した前半。


多極化と日本(2)北方領土と対米従属

この記事は「多極化と日本(1)」の続きです。

「北方領土問題」といえば、日本とロシア(ソ連)の間の外交紛争であるというのが常識である。しかし、この問題が日露間の紛争として立ち現れてきた経緯について勉強してみると、実は北方領土とは、アメリカが作った問題であることが分かる。

 戦前に日本領だった千島列島は、終戦前後にソ連が占領し、1951年のサンフランシスコ講和条約で日本の領有権が放棄され、事実上、千島列島のソ連領への編入が容認された(ソ連自体は条約に署名しなかった)。日本は、敗戦後の自国の後見人となったアメリカに対し「ソ連が占領している島々のうち、歯舞・色丹の2つは、北海道に非常に近く、千島列島ではなく北海道の一部であるので、この2島は日本領であると決めてほしい」と頼んだ。
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強力な広報戦略体制を敷いた安倍内閣

■インターネット新聞『JANJAN』のきのうの記事から。■リンクを一部かってに補足してある。


強力な広報戦略体制を敷いた安倍内閣
2006/09/27

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 26日発足した安倍晋三内閣の顔ぶれを見ると、「お友だち型」のイメージが強いが、とくに党の広報経験者を重用しており、各種の広報手段を駆使して内閣の推進力をつけようとの戦略が読み取れる。

 まず、内閣官房長官の塩崎恭久氏は、自民党改革実行本部の事務局長(ちなみに安倍首相は党改革実行本部の本部長)として、小泉元首相と安倍氏が最も力を入れてきた自民党改革で旗振り役を行ってきた。そして首相補佐官(経済財政担当)の根本匠氏は、党改革実行本部の副本部長だった。さらに、根本氏は昨年の総選挙時の広報本部長でもある。内閣官房副長官の下村博文氏は、自民党の広報局次長。
 インターネット上でおなじみの世耕弘成氏は、広報本部副本部長および党改革実行本部事務局長として、昨年は大活躍した。世耕氏は今後、首相補佐官(広報担当)として、年間100億円と言われる政府の広報予算を仕切ることになる。
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反対派をクルマでひいて、ケガさせても逮捕する名護市・名護署

2006年9月25日(月)『沖縄タイムス』夕刊6面
流血に悲鳴と怒声/なすすべない反対派
調査団員表情かたく

 【名護】「頼む。この現状をみんなに知らせて!」。米軍普天間飛行場移設問題で初の逮捕者が出た。二十五日午前、警察車両で連行される平和市民連絡会の平良夏芽牧師(44)は、顔や手から血を流しながら叫んだ。名護市キャンプ・シュワブ内の文化財調査で、同市教育委員会調査団の車両を止めようとした牧師は公務執行妨害で逮捕された。この日集まった反対派メンバー約二十人のうち数人が調査団の車の前に身を投げ出すなど必死に止めようとしたが、倍近い人数がいる警察に次々と排除された。現場は怒号と悲鳴が入り交じり、騒然となった。

 午前十時、名護市教育委員会文化課のワゴン車がキャンプ・シュワブ第一ゲートに到着すると、反対派市民らが話し合いを持つため、車を止めようとした。だが、これまでとは違い、職員が乗った車の窓は閉じられたまま。警察が反対派を制する中、職員らは緊張した面持ちで基地内に入ろうとした。

 反対派住民らは車の前に身を投げ出したり、ゲート入り口の路上に座り込んだりして抵抗。警察官らが住民らの手足を抱え、力ずくで排除すると、「痛い」「止めて」などの怒声や悲鳴が響いた。

 車の下にもぐりこんだ平良牧師は顔などを負傷。公務執行妨害の現行犯で警察に連行された。
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米政府、機密文書公開 「イラク戦争でテロ悪化」(朝日新聞)

■朝日の記事。紙面だと夕刊にのるはず。

米政府、機密文書公開 「イラク戦争でテロ悪化」
2006年09月27日11時52分
 米政府は26日、イラク戦争とテロの関係について分析した機密報告書「国家情報評価」(NIE)の結論部分の機密指定を解除して公開した。イラクでの紛争が「イスラム世界への米国の干渉に対する深い恨みを生み、地球規模のイスラム過激派運動への支持を拡大させた」と分析。今後5年間は、イスラム過激派が拡大を続けるだろうと予測している。

 今年4月にまとめられたこの報告書の骨子は、ニューヨーク・タイムズ紙が24日に報道。野党民主党は、9・11テロから5年で米国はより安全になったというブッシュ大統領の主張と反対に、イラク開戦が脅威を悪化させたと批判していた。公開された文書は報道内容を大筋で裏付けており、ブッシュ政権への攻撃はいっそう強まりそうだ。
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徳山ダム問題=「ムダ」とはなにか11

■きのうの、朝日の特集記事。

日本最大のダム、貯水開始 水道・発電使えず矛盾も巨大
2006年09月25日03時11分
 日本最大のダム湖が25日、産声をあげる。岐阜県揖斐川町の徳山ダム。本体工事が完成し、水をためる「試験湛水(たんすい)」が始まる。総貯水容量は6億6000万トンで浜名湖(静岡県)の2倍。08年春に運用開始予定だ。構想から半世紀たち、脱ダムも言われる中、3300億円以上を投じ、国土交通省が主導して建設を進めた。だが、今になって住民対策が再燃し、水の使い道もめどがたたないなど、ひずみが次々と噴き出している。
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