■一連の「失敗学的な意味での中越沖地震」関連の記事。
■再三のべてきたとおり、ハラナ個人は、外国軍の侵攻とかミサイル攻撃の危険性をあおる勢力の論理に疑問をもっている。■したがって、たとえば「勝谷誠彦氏が柏崎刈羽原発での放射能漏れの可能性について言及(低気温のエクスタシー)」で、勝谷氏の妥当な議論については、くわしく放送内容を紹介しておいたが、テロが想定される以上(実際、そういった「防災訓練」を当局はくりかえしてきたが)、防火体制を充実させないのはおかしい、といった議論については、あえてふれなかった。■実際、リスク論上でシミュレーションしたって、ミサイル攻撃が原発を直撃するといった確率や、潜入したゲリラが自爆テロ的に、原子炉を攻撃するといった確率より、震度6以上の大地震にみまわれる方がずっと現実的だとおもうからだ。■予算・人員上の優先順位では、どうみたって原発震災対策というほかない。
■しかし、「「揺れない」原子炉開発、っていうんだが…」のコメント欄にいただいたリンクさき、「日本列島に住めなくなる日 山田太郎『原発を並べて自衛戦争はできない』 安原和雄」〔『日刊ベリタ』〕をよむと、いささか認識をあらためねばならないかなと、おもうようになった。
■『日刊ベリタ』の方は、「掲載された記事は、その有料・無料にかかわらず、見出しとリード文以外を無断転載することはお控え下さい」とことわっている。「無断転載」というのが、引用もふくむのかわからないので、原典の方を転写させてもらう。
日本列島に住めなくなる日
原発を並べて戦争はできない
安原和雄
米国主導の対テロ戦争の余波で、万一、日本が戦争に巻き込まれた場合、どういう事態が発生するか。原発技術者・山田太郎氏は、原発に関する専門知識を活かした論文、「原発を並べて自衛戦争はできない」(季刊誌『Ripresa』07年夏季号・リプレーザ社発行)で「日本列島上に並んでいる原子力発電所が攻撃されれば、放射能汚染で日本列島に日本人が住めなくなる日がくる可能性がある」と指摘している。
さらにそれを防ぐためには日本の安全保障政策として「非武装の選択こそが現実的」と提案している。(07年8月28日掲載、同月29日インターネット新聞「日刊ベリタ」に転載)
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■再三のべてきたとおり、ハラナ個人は、外国軍の侵攻とかミサイル攻撃の危険性をあおる勢力の論理に疑問をもっている。■したがって、たとえば「勝谷誠彦氏が柏崎刈羽原発での放射能漏れの可能性について言及(低気温のエクスタシー)」で、勝谷氏の妥当な議論については、くわしく放送内容を紹介しておいたが、テロが想定される以上(実際、そういった「防災訓練」を当局はくりかえしてきたが)、防火体制を充実させないのはおかしい、といった議論については、あえてふれなかった。■実際、リスク論上でシミュレーションしたって、ミサイル攻撃が原発を直撃するといった確率や、潜入したゲリラが自爆テロ的に、原子炉を攻撃するといった確率より、震度6以上の大地震にみまわれる方がずっと現実的だとおもうからだ。■予算・人員上の優先順位では、どうみたって原発震災対策というほかない。
■しかし、「「揺れない」原子炉開発、っていうんだが…」のコメント欄にいただいたリンクさき、「日本列島に住めなくなる日 山田太郎『原発を並べて自衛戦争はできない』 安原和雄」〔『日刊ベリタ』〕をよむと、いささか認識をあらためねばならないかなと、おもうようになった。
■『日刊ベリタ』の方は、「掲載された記事は、その有料・無料にかかわらず、見出しとリード文以外を無断転載することはお控え下さい」とことわっている。「無断転載」というのが、引用もふくむのかわからないので、原典の方を転写させてもらう。
日本列島に住めなくなる日
原発を並べて戦争はできない
安原和雄
米国主導の対テロ戦争の余波で、万一、日本が戦争に巻き込まれた場合、どういう事態が発生するか。原発技術者・山田太郎氏は、原発に関する専門知識を活かした論文、「原発を並べて自衛戦争はできない」(季刊誌『Ripresa』07年夏季号・リプレーザ社発行)で「日本列島上に並んでいる原子力発電所が攻撃されれば、放射能汚染で日本列島に日本人が住めなくなる日がくる可能性がある」と指摘している。
さらにそれを防ぐためには日本の安全保障政策として「非武装の選択こそが現実的」と提案している。(07年8月28日掲載、同月29日インターネット新聞「日刊ベリタ」に転載)
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