グーグル八分(ぐーぐるはちぶ)とは、検索エンジングーグルで本来なら上位にヒットするはずのウェブサイトが何らかの理由により検索対象からはずされてヒットしないよう操作されている状態をいう。

村社会における制裁の一種である村八分になぞらえて呼ぶ言葉である。村八分とは、ある成員に対し、火事の消火活動と葬儀を除く一切の付き合いを遮断するという制裁を指す。グーグル八分の場合は、特定のウェブサイトが検索用のインデックスから完全に削除されてしまい、Googleにおいて一切検索結果から出なくなる。
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■「Wikipedia グーグル八分」本文は、「ちなみに中国でのGoogleでは、中国政府側からの要請により中国政府に反する記事は検索しても一切表示されることはない。」としめくくられている。■「Wikipedia Google」では「唯一中国に限っては、検索が中国政府の検閲下となっており、中国政府に対して悪意があるとみなされるキーワード(例:「天安門事件など」)は検索されないようになっている。これは中国版Yahoo!でも同様である。」という記述も。■もし これがホントなら、その政治性、『1984年』的世界が進行していることは、否定できないことになる。しかし、現実には、「天安門事件」に相当する記事は、「中国語(簡体)のページを検索 」という設定をおこなえば、「六四事件」をトップとする記事群にアクセス可能なのである。■「Wikipedia」という媒体が、いかに ゆがんだ記述をはらんでいるか、はからずも 露見した事例といえよう。
■では、「Wikipedia グーグル八分」が全然デタラメなのかといえば、そうではない。つぎのような一節は、依然妥当性がたかいとかんがえられる。

例えば「悪徳商法?マニアックス」は悪徳商法を行っていると見られる団体に関して情報と対策を掲載するサイトであるが、2006年1月現在「グーグル八分」にあっていると言われており、確かに「悪徳商法」でGoogle検索してもインデックスページは上位に現れない。

World Wide Webとはいいながら、実際には検索エンジンがポータルサイトとして重要な役割を果たしている現状では、多くの利用者にとって、グーグル八分を受けたサイトは存在しないも同然になる。そのため、特定のサイトを恣意性にヒットしないようにする操作は情報のアクセス権の問題になりうる。


Yahoo Japanで、「悪徳商法」を検索すると、第1位をほこるサイトが、Googleでは、20位前後でようやく「悪徳商法?マニアックス」として みつかるが、管理者のかたが「このページが見つかると言うことは、google八分が継続中ということです。このページは、google 対策です。」とのべるとおり、実際「http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/」という、URLを Googleで検索すると、「URL www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/に関する情報は見つかりませんでした。」という異様な状態がおきる。■要は旧称「株式会社ウェディング」→「CELUX LOVER WEDDING(セリュックスラヴァーウェディング)」という一企業に おどされたのか、Googleは、著名なサイトにアクセスできないような細工を ほどこし、批判をうけても やめないのである。■これは、まさに、『1984年』的世界がひそかに進行していることをしめしている。

■たとえば、当 日記のリンク集にあげられている 『少年犯罪データベース』も 「グーグル八分」にあっているサイトだ。■「Yahoo」による検索結果では第一位なのに、「Google」による検索結果では、トップページが第一位にこない。■これも、「http://kangaeru.s59.xrea.com/」と、URLで直接検索した結果が、「URL kangaeru.s59.xrea.com/に関する情報は見つかりませんでした。」なので、Googleがわが、意識的に排除していることは、あきらか。■異様である。これは有害サイトなどではなく、この方面での第一の座をしめるべき内実をほこるものだからだ。■管理人のかたは、

少年犯罪データベースは3月からもう半年以上もグーグル八分になっているわけですが、じつはまったく困っていない。
もともとグーグルからやって来る人の割合はそんなに多くなくて、アクセス数はあんまり減らなかったからだ。グーグル検索からやって来る人はヤフー検索からの半分程度で、まったく勝負にならない圧倒的な差があった。
同時にグーグル八分となったXreaのお仲間さんたちの発言を2ちゃんで読んでみると、皆さん同じことを言っている。
グーグル八分になるとウェブ上から抹殺されるように言う人がいるのだけれど、こちらの日米検索エンジンシェアグラフを見ると6月でもダブルスコア近くで負けてて、グーグルの強い米国とはまったく事情が違うことが判る。

グーグル遣いは少数派です。あなたは先進的な少数派だと自認しているやもしれませんが、じつは情報落ちこぼれの少数派なんです。
なにせ、少年犯罪データベースのデータを検索することができない。これは日本語の有用情報のうち半分にアクセスできないに等しい。つまりあなたが手にしている情報は、まともな情報とは云えない。

などとおっしゃっているが、「Yahoo Japan」が、今後もずっとつよいままという保障など全然ない。■それに、「少数派」であれ、「まさか Google検索に 最重要のサイトがモレているはずがない」という、何百/何千という潜在的読者が 放置されることになる。管理者さんのプライドの問題でも、検索エンジンの利用者シェアとかの次元ではないはず。「情報のアクセス権の問題」なんですよ。

■でもって、こういった問題は もちろん「グーグル八分」にとどまらないんだな。たとえば、「Yahoo Japan」だって、『1984年』の「真理省」的 「犯罪」スレスレだ。■一例は、「阿修羅掲示板」。「Google 阿修羅」「goo 阿修羅」なら、第一位なのに、「Yahoo 阿修羅」では、かきけされる。いや、検索結果ページの したすみの方の「関連検索ワード」コーナーに、「阿修羅 掲示板」って、すごく こまかいモジで、もうしわけ程度のリンクが はってある(笑)。そこから、「Wikipedia 阿修羅 掲示板」に一応アクセスでき、そこからさらに、「外部リンク」ってとこまで 読者がねばれば、「ご本尊」に たどりつけるんだけどね。■でもって、直接URL「http://www.asyura.com/」をうちこんで検索すると、10位にようやく登場。削除こそしていないが、「抑圧などしていない」と、いいのがれできるよう、アリバイ的に のこしているフシがある。


【教訓】Google にせよ、 Yahoo にせよ、ごひいきの 検索エンジンに しがみつくのは 非常に危険。『1984年』の 「真理省」の「情報処理」のような操作が どこで くわえられているかわからない。■哲学者 黒崎政男さんのように、ネット情報の クラッカーが 悪意をもって かきかえるといった事態=リスクはともかく、検索エンジン会社の 検閲が、あるだろうことを おりこみずみで、利用するほかない。
■もちろん、「Wikipedia」は 匿名の執筆陣の集合体で、異議をはさむ利用者がでないかぎり、事実誤認や歪曲さえも放置されるのだから、当 日記のリンクにも ご用心。■無論、当 日記の 事実誤認や 歪曲の危険性については、読者諸賢の 「ウラとり」「再検討」「熟考」が不可欠
(笑)


【参考ページ】「Wikipedia 悪徳商法