東大阪大学
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東大阪大学(ひがしおおさかだいがく)は、東大阪市にある学校法人村上学園が経営する私立大学である。学長は小川清彦

特徴
まだ新しい大学(2003年度設置)だが、全国に唯一のこども学部を有する

こども学部
こども学部は、教育学や幼児教育法を核にして子供に関わる諸事象を研究し幼稚園教諭や保育士などを養成する学部である。東大阪大学にしかない。
沿革
1965年(昭和40年) 布施女子短期大学が発足し、家政科を
             設置する。
1966年(昭和41年) 保育科を設置する。
1967年(昭和42年) 東大阪短期大学に改称する。
1969年(昭和44年) 家政科を家政学科に、保育科を幼児教育
         学科に改称する。
1970年(昭和45年) 児童教育学科を増設する(幼児教育学科
         は1972年に廃止)。
2001年(平成13年) 共学化する。
2002年(平成14年) 児童教育学科を幼児教育学科に改称す
         る。
2003年(平成15年) 東大阪大学が発足し、こども学部
            設置する。東大阪短期大学を東大阪大学
           短期大学部
に改称する。

学部等
・学部
 ・こども学部(こども学科)
・短期大学部
 ・家政学科(生活デザイン専攻、食物栄養学専攻、
       生活福祉専攻)
 ・幼児教育学科

外部リンク
東大阪大学 東大阪大学短期大学部

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■先日とりあげた「美容外科」とはちがった意味で、非常にこまった項目であり、Wikipediaという媒体の致命的欠陥を象徴するものである。■マイナーで、検索される頻度がひくい項目を、宣伝目的をかくしたらしい関係者が執筆をおこなうと、あやまった事実認識が記述に反映し、訂正されることがないという点だ。

■現在、「こども学部」という名称(表記)は、たしかに「東大阪大学」だけのものであるが、同様のカリキュラムをもつ大学・短期大学はそこそこあるはずであり、すくなくとも「子ども学部」「子ども科学部」や「子ども学科」「子ども科学科」などは、複数存在するからだ。■おなじWikipediaから、関連項目を。
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こども学部
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こども学部(こどもがくぶ)とは、東大阪大学に日本で唯一設置されている保育士、幼稚園・小学校教員を養成する学部である。(2006年1月現在)

なお、短期大学には同様の趣旨でこども学科が設置されている。

東京成徳大学 子ども学部子ども学科(2004年4月開設)
白梅学園大学 子ども学部子ども学科(2005年4月開設)
梅光学院大学 子ども学部子ども未来学科(2005年4月開設)
中国学園大学子ども学部子ども学科(2006年4月開設)

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■これも、さきの項目と同様の関係者が執筆したとうたがわれる記述である。■「こども学部」を、「保育士、幼稚園・小学校教員を養成する学部である」などと断定する記述は、非常に恣意的かつ政治的なにおいを感じる。■以下のように、一部にしろ小学校以下の学校・託児施設の教職員養成を目的とした関連学部・学科が、上記以外の大学組織にも実在するからだ。■また、「東大阪大学」という記述のなかに「こども学部」という箇所にリンクがはられていないのも理解にくるしむ。■「全国に唯一のこども学部を有する」といった、デタラメというかウソの記述をしてしまったこをを自覚した執筆者が、後者の項目を泥縄式に追加しながら、訂正・リンクをおこたっているのではないか?
■すくなくとも、「こども学部」と「子ども学部」が別物といった、ヘリクツをとおせないことぐらいは、関係者は充分自覚しているとおもわれるのに、なぜ訂正・リンクをしないのか。■読者の一部が修正をくわえないかぎり、それでいいということか?


東北福祉大学 子ども科学部(子ども教育学科)
東京成徳大学 子ども学部(子ども学科)
白梅学園大学 子ども学部(子ども学科)
梅光学院大学 子ども学部(子ども未来学科)
中国学園大学 子ども学部(子ども学科)

千葉経済大学短期大学部こども学科
奈良女子大学文学部学部共通プロジェクト【子ども学】


埼玉純真女子短期大学 こども学科(こども学コース)
東海女子大学 人間関係学部子ども学科
関西国際大学 人間学部人間行動学科(こども学専攻)
山口学芸大学 教育学部こども学科
佐賀女子短期大学 こども学科(こども学専攻)
鹿児島純心女子短期大学 生活学科(こども学専攻)


■私見では、「こども学」なる研究分野は、児童教育学+幼児教育学ではない。■「おとな学」「老人学高齢者学)」などと相補的に、コドモという年齢グループをめぐる諸現象の総合的・学際的な学問領域のはず。■家政学部ないし短大の幼児/児童教育学科系の大学組織がいきのこりをはかるのは、しかたがないとして、「こども学」を、自分たちのせまい教育学イデオロギーで限定してしまうのは、なさけない。
■コドモという存在が、それをとりまく同時代のオトナ社会の反映・産物であることは、いうまでもないが、コドモを「オトナ世代から一方的に教育をあてがわれる存在」としかみていないだろう、関係者の意識水準がすけてみえる。■こういった感覚でしか、コドモを認識できない研究者・教育者が 次世代に「こども学」をかたってしまっているらしい現状には、そらおそろしい感じすらする。■こういった研究者・教育者の認識の限界こそ、「おとな学」などの対象として問題化しないといけないとおもうが。
女性学が「男性学」をうみだしたように、「こども学」関係者の自己批判的な態度はどの程度すすみ、「おとな学」的成果は教育現場にどのようにいかされていくのだろうか?


【関連サイト】
日本子ども学会」「季刊 子ども学