■東海地域の新聞には連日のように記事がのるが、なぜか岐阜県のウラがね1億円のはなしは、全国版のスキャンダルではないようだ。不可解。

◆岐阜県の裏金の金庫。職員組合関係の口座だった。出納の指示」『てらまち・ねっと』〔2006/07/05〕
◆岐阜県庁 裏金を集めた裏口座。職員組合に。指示は幹部から全庁的」『てらまち・ねっと』〔2006/07/06〕
◆岐阜県の裏金。10年前、岐阜県はオンブズに、「調査しない」と回答していた 」『てらまち・ねっと』〔2006/07/07〕
◆岐阜県のプール金。裏金。警察は以前から捜査。職員組合口座。住民訴訟対策に使用か」『てらまち・ねっと』〔2006/07/08〕
◆岐阜県の裏金。県民からの声。前宮城県知事の浅野史郎さんのこと 」『てらまち・ねっと』〔2006/07/09〕

■表題だけで、充分スキャンダラス。とりあげられている新聞記事のてらしだす、岐阜県政(梶原拓前知事時代)のなさけなさ。■岐阜県職員採用試験に応募した人物のメールが転載されているのも、実にトホホ。
昨年、思うところがありまして、県職員の採用試験に応募しました。

 一次試験に合格し、二次試験で面接を受けた際、面接官である県職員の言動に少なからず失望いたしました。
結局「不合格」となりましたが、なぜかホッとしました。

 今回の「裏金1億円」というとんでもない話を聞いて、面接の時に「あなたをこれから雇うと、億単位の金額が必要となります。これは全て県民の税金なのですが、あなたがそれにふさわしいかどうかをアピールしてみてください。」という質問をされたことを思い出しました。
 私の周りにその話をすると、必ず「そういうてめえら県職員はどうなんだ!」という話になります。
 同時に、こういう組織に入らなくて、本当によかったと思います。

 いくら色々な思いを抱えていたとしても、中に入ったら、「組織の一員」として取り込まれてしまいます。
 それよりも、「一県民」として言うべきことを言っていく方が、意味があるのだと思うに至りました。

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■前知事時代の腐敗をあばきただすのはいいが、肝心の県職員の質は全然かわっていないようだ。■岐阜県内は、さんざん産廃をおしつけられている地域だが、こういった職員・首脳部の体質がよびこんでいるんじゃなかろうか? ■三重県のフェロシルト問題ほかでの不誠実さを再三かいてきたし、愛知県のとりくみも批判してきたが、岐阜県庁も、ねっこから くさっている部分があるよね。
■それにしても、都道府県レベルの組織というのは、どこでも、たたくと腐敗臭がふきだすような体質をかかえているものなのだろうか?■東京都知事とか、埼玉県知事とか、当選させた有権者の民度をうかがわせる、ひどい首長がゾロゾロいるしな。