■なんでも、ワタリさんによれば、ある組合活動家は、大学を義務教育化すべきだといった、トンデモ発言をしたそうな。■はっきりいって、ワタリさんがなにを動揺しているのか、全然わからない。
■税金とかの工面ができたと仮定する。■そうなれば、大学/高校が巨大な収容所となるわけだ。義務教育ってことは、アルバイトもゆるさないんだろうから、若年労働者、つまりはアルバイト/フリーター層が激減するわけで、極端な労働力不足になるだろう。労働単価はあがり、失業率は激減するにちがいない。■だって、高校生・大学生が、ゴソッと労働力人口からぬけるだけでなくて、みんな純粋な消費者人口になるってことだ。学費・文具費・書籍費とか、さまざまな商品の純粋な購入者として、景気も拡大するはず。要は、アメリカ人のように過剰消費する空間ができるってことになるわけだ。
■いや、ホームレスや障碍者・入院患者など以外は、みな労働力人口ってことになりかねない。■そりゃ、労働組合幹部からすれば、「わが世の春」ってところだろう。労働者が強気にでられる情勢は、労働組合にとっては、きつい状況がなくなるってことだから、それこそアリバイ闘争だけ、やっておけばいいことになる。■ま、もちろん、あんまり景気がよすぎると、組合組織の存在意義がなくなっていって、執行部や専従はもちろん、組織自体「いらん」ということになりかねないが(笑)。
■とんでもない。
■税金とかの工面ができたと仮定する。■そうなれば、大学/高校が巨大な収容所となるわけだ。義務教育ってことは、アルバイトもゆるさないんだろうから、若年労働者、つまりはアルバイト/フリーター層が激減するわけで、極端な労働力不足になるだろう。労働単価はあがり、失業率は激減するにちがいない。■だって、高校生・大学生が、ゴソッと労働力人口からぬけるだけでなくて、みんな純粋な消費者人口になるってことだ。学費・文具費・書籍費とか、さまざまな商品の純粋な購入者として、景気も拡大するはず。要は、アメリカ人のように過剰消費する空間ができるってことになるわけだ。
■いや、ホームレスや障碍者・入院患者など以外は、みな労働力人口ってことになりかねない。■そりゃ、労働組合幹部からすれば、「わが世の春」ってところだろう。労働者が強気にでられる情勢は、労働組合にとっては、きつい状況がなくなるってことだから、それこそアリバイ闘争だけ、やっておけばいいことになる。■ま、もちろん、あんまり景気がよすぎると、組合組織の存在意義がなくなっていって、執行部や専従はもちろん、組織自体「いらん」ということになりかねないが(笑)。
■とんでもない。
■?まず、小学校の教科群さえも、実社会で必要な知識かどうか、市民的素養かどうか、微妙なわけだ。中学・高校と段階が「高級化」するほど、その質・量が急増していく。■大学の共通教育、ないし北米の主専攻・副専攻のような広義の教養教育が義務化したばあい、なにがおこるかは、火をみるよりあきらかだろう。■なにも、それは「実用的知識じゃないからいけない」といったツッコミではない。義務教育であるかぎり、教科教育のほとんどが必修化するのだろうから、それだけ「パターナリズム(父権主義的おせっかい)」でおしつける根拠を用意できるのか?、って、ソボクな疑念だ。
■?大学教育を、基本的に職業教育とわりきって、現在専門学校/各種学校がになっているような教科群でうめつくすという構想もありえるだろう。■にしても、それはなにゆえ義務化・必修化する必要があるのか?
■ハラナは専業主婦がいいとはいわんが、かのじょたちのありようが「いきかた」として、まちがっているとはいわない。条件さえゆるすなら、そして、それがつらくないなら、それもよかろう。■専業主夫だって同様だ。■では、彼女ら/かれらは、家事・育児・家政学などを専修とする大学にかよわねばならないのか?■「飛び級」などによらないかぎり、20代前半になるまで、結婚もできないのか?■まあ、家事・育児については、現在の大学の生活科学部以上に、科学化した勉強・実習期間をおいた方が、いろいろいいような気もする。自動車教習所みたいにね。■しかし、それを義務化・必修化するというのは、抵抗感がおおきいんでは?
■?財源的にはどうなんだろう?■いまだって、国公立大学の維持がつらくなっているのが、文教予算部門の宿題のはず。義務化するってことは、現在の小中学校なみに助成するってことだよ。義務化するってことは、基本的に無料にするってことだからね。■税金を負担するのはだれだ?■財界や富裕層が、その巨額の資金を法人税・所得税・相続税とかいったかたちで、ささえてくれるのか?
■?ワタリさんが不安がっているように、いまでも小中高校で、登校拒否がすくなからずおき、一部障碍児のように、かよえない児童もいる。「こぼれた部分は、しかたがない」ってか?■ホームレスとか、労働市場の最底辺層とかの温床になりそうだな。■自分からえらんだ大学でさえも、退学者・休学者がたくさんいるんだぞ。それらは なにも、中途からの病気や経済的理由ばかりじゃない。■大学が義務教育化されれば、イジメも急増するだろう。「だれもが、どこかに所属するしかない」って、社会の全制化(「牢獄=収容所化」)の象徴こそ、小中学校なのに、そして、だからこそ、イジメ自殺みたいな悲惨な事態もからむのに、それを大学まで延長するのか?
■?大学教育を、基本的に職業教育とわりきって、現在専門学校/各種学校がになっているような教科群でうめつくすという構想もありえるだろう。■にしても、それはなにゆえ義務化・必修化する必要があるのか?
■ハラナは専業主婦がいいとはいわんが、かのじょたちのありようが「いきかた」として、まちがっているとはいわない。条件さえゆるすなら、そして、それがつらくないなら、それもよかろう。■専業主夫だって同様だ。■では、彼女ら/かれらは、家事・育児・家政学などを専修とする大学にかよわねばならないのか?■「飛び級」などによらないかぎり、20代前半になるまで、結婚もできないのか?■まあ、家事・育児については、現在の大学の生活科学部以上に、科学化した勉強・実習期間をおいた方が、いろいろいいような気もする。自動車教習所みたいにね。■しかし、それを義務化・必修化するというのは、抵抗感がおおきいんでは?
■?財源的にはどうなんだろう?■いまだって、国公立大学の維持がつらくなっているのが、文教予算部門の宿題のはず。義務化するってことは、現在の小中学校なみに助成するってことだよ。義務化するってことは、基本的に無料にするってことだからね。■税金を負担するのはだれだ?■財界や富裕層が、その巨額の資金を法人税・所得税・相続税とかいったかたちで、ささえてくれるのか?
■?ワタリさんが不安がっているように、いまでも小中高校で、登校拒否がすくなからずおき、一部障碍児のように、かよえない児童もいる。「こぼれた部分は、しかたがない」ってか?■ホームレスとか、労働市場の最底辺層とかの温床になりそうだな。■自分からえらんだ大学でさえも、退学者・休学者がたくさんいるんだぞ。それらは なにも、中途からの病気や経済的理由ばかりじゃない。■大学が義務教育化されれば、イジメも急増するだろう。「だれもが、どこかに所属するしかない」って、社会の全制化(「牢獄=収容所化」)の象徴こそ、小中学校なのに、そして、だからこそ、イジメ自殺みたいな悲惨な事態もからむのに、それを大学まで延長するのか?