■Wikipediaによれば「クリスマス(英:Christmas, Xmas)とは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の記念日・祭日である。「神様が人間として産まれてきてくださったこと」を祝うことが本質である。12月25日がこれに当たるが、昔の暦では日没を一日の境目としているので12月24日夕刻から朝までをクリスマス・イヴとして祝う」そうなので、この日没から、よあけまでが「クリスマス・イヴ」ということになる。■以下、Wikipediaの「サンタクロース」と、「クリスマス」の記述をぬきだしてみる(リンクは割愛)。


サンタクロース(英:Santa Claus,Father Christmas)は、クリスマスにやってくるとされている太っちょのおじいさん。通常クリスマスイブの夜に、トナカイのソリに乗ってやってくるとされる。

各国語ではさまざまな名前で呼ばれるが、日本語では英語の影響で「サンタクロース」と呼ばれ、サンタ、サンタさんとも呼ばれる。

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日本のサンタクロース
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1900年代には銀座でクリスマスのデコレーションが盛んとなり、1910年代にはクリスマス商戦にサンタクロースのイメージが多用される。


大正
大正時代に入ると、児童向けの雑誌や少女雑誌の十二月号にクリスマスのお話が掲載されるようになり、特に『子供之友』にはサンタクロースに関する題材が数多く採用された。大正3年(1914年)にはコカコーラ社より15年以上早く先がけて、同誌に現代とまったく同じイメージの赤い服を着た大人の背丈のサンタクロースが描かれていた。大正15年(1926年)12月25日のクリスマスに大正天皇が崩御し、その12月25日が大正天皇祭(1926年?1947年)として当時の国家祝祭日となったため、その後のクリスマスの普及に大きな影響を与えた(出典:クラハト『クリスマス?どうやって日本に定着したか』)。
昭和
1928年の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本のものに」と書かれるまでになっていた。

このような風潮に対して萩原朔太郎は、第二次世界大戦前、クリスマスで賑わう街中で「このタワケモノめら!」と抗議の声をあげたことを1936年に述懐している(出典:『クリスマス?どうやって日本に定着したか』)。

戦後になると、アンケート調査によれば昭和20年代には日本の子供の67%にクリスマスプレゼントが届けられていた、ということが分かった(出典:葛野浩昭『サンタクロースの大旅行』)。

1960年代にはすでに、現代の日本で見られるクリスマスの様相、たとえば街はイルミネーションに彩られる、クリスマス・イヴにカップルが2人でロマンティックな夜を過ごす、家庭のあるものはホーム・クリスマス、その夜にはサンタクロースが訪れて良い子にプレゼントを置いていく、等の事象はすべて出揃っていた(出典:『クリスマス?どうやって日本に定着したか』)。


平成
21世紀に入り、結婚式としてキリスト教式結婚式が日本人の6割以上のカップルに選択されるようになると、クリスマスのイルミネーションが盛んになり、欧米のようにその点灯期間も年始まで延長され、若い夫婦が自宅の周りに飾り付けるイルミネーションの主役としてサンタクロースとトナカイがますます目立つようになってきた(出典:『イルミネーション入門ブック』学習研究社 2004年)。1998年7月、アジアから初のグリーンランド国際サンタクロース協会公認のサンタクロースが誕生した。(出典:『サンタクロース・ライフ。』ヤマハミュージックメディア 2002年11月)
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クリスマス(英:Christmas, Xmas)とは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の記念日・祭日である。「神様が人間として産まれてきてくださったこと」を祝うことが本質である。12月25日がこれに当たるが、昔の暦では日没を一日の境目としているので12月24日夕刻から朝までをクリスマス・イヴとして祝う。イスラム教徒も、主要な預言者イエスの生誕として、クリスマスを祝う。

語源と表記
英語の Christmas の語源は、「キリストのミサ」(Christ + mas)にある。

Xmasという表記は、ヘブライ語のメシア(油注がれた者)のギリシャ語訳である「キリスト」の原表記「Χριστος」の頭文字を取ってXを「Christ」を表す略記としたものであるが、正式な場では避けられる。

日本ではアポストロフィを付けて X'mas と表記される事が多いが、英語圏の国でこの表記が見られる事は殆ど無く、また本来アポストロフィは省略記号の為に「X'mas」と表すのは、アポストロフィの使い方としても誤りである。Christmasの略記は Xmas あるいは X-mas と綴る。 日本や台湾、東南アジアで X'mas と表記される様になった起源は不明だが、終戦直後1945年のクリスマスで、GHQ総司令部の正面玄関には Merry X'mas とネオンサインで大書されていた。

新約聖書には、イエスの誕生日に関する記述は無く、この日は諸説ある。

降誕祭とは別に1月6日をキリストの公現祭として祝う日が存在していた。 12月25日の生誕祭は、遅くとも345年には西方教会で始まった。 ミトラ教の冬至の祭を引用したものではないかと言われている。

ロシア正教会などの東方正教会とコプト正教会は1月7日(ユリウス暦の12月25日に当る)に降誕祭を祝うが、日本ハリストス正教会、ブルガリアの正教会ではグレゴリウス暦の12月25日に執り行う。東方正教会では、降誕祭と神現祭とは奉神礼として一連のものであり同様の構造を持つ。それらの間にはキリストの幼児期に関する祭日が設けられている。降誕祭の祭前期には「聖列祖の主日」で原祖アダム以来のキリストの肉に縁る先祖を、「聖世祖の主日」では神の祖父母イオアキムとアンナら歴代の義者を祭る。

キリスト教圏では、クリスマスには主に家族と過ごし、クリスマスツリー(常緑樹で一般にモミの木)の下にプレゼントを置く。プレゼントを贈る気持ちである「愛」の日でもある。 クリスマスの習慣は、もともと太陽神崇拝などキリスト教以前の宗教に由来しており、必ずしも聖書に由来するものばかりではないが、サンタクロースは、キリスト教の聖師父である奇蹟者聖ニコライ(ニコラウス)の伝説が起源である。
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■ここからわかることは、?イエス・キリストが現行の支配的なグレゴリオ暦で2006年まえの12月25日にうまれたのではないことは、ほぼ確実なこと。■?古代ライバルだったミトラ教がまつる太陽神ミスラ信仰をコピーしたなどの経緯がうたがわれるし、クリスマスツリーやらプレゼント、サンタクロースなども、みな聖書などには無縁な民間伝承にすぎないこと。■?にもかかわらず、累積的にキリスト教社会に支配的になっていき、たとえば六者協議を中断させるぐらいの世界的行事になってしまっていること。■?そういったうねりにながされるように、クリスト教徒が1%程度しかくらさない日本列島も、20世紀にはいることから、国民がうかれるような年中行事になったこと。■?そこには、もやはわすれられていたはずの「大正15年(1926年)12月25日のクリスマスに大正天皇が崩御し、その12月25日が大正天皇祭(1926年?1947年)として当時の国家祝祭日となった」といった偶然もかさなっていること。

■と、ここまで「エセ西欧化」しており、王妃がクリスチャンからえらばれるといった事態にまでいたりながらも、「…クリスマスは多くの国で祝日となっているが、日本でも祝日にしようという話がある。祝日となれば12月23日(天皇誕生日)と25日に挟まれた24日が国民の休日となり3連休となる。さらに、年によっては21日から5連休となり、しかも、その後すぐに年末年始休暇となるため、(有給休暇などを上手く利用すれば)15連休前後の長期休暇が取りやすくなるという利点がある。しかし、憲法が規定する政教分離の原則から、特定の宗教の記念日を祝日とすることに対する抵抗があり、現状では実現の見通しは全くたっていない」といった、珍妙な「こだわり」を日本人はつづけている(笑)。■「ホワイト・キリスト感謝の日」「感謝前夜祭の日」とでもきめればよかろうに。どうせ、12月23日ぐらいから機能停止してしまうようなキリスト教国家群としか、まともにつきあう気がないんだから、ここから としあけ6日ぐらいまで、連休にしてしまえばどうだ?■流通とか交通機関とか、どうせ機能停止しないんだし、あとはATMぐらいでしょ?(笑)