■「女性は子どもを産む機械」発言が波紋 野党が辞任要求(朝日)」の続報。■毎度『朝日』から。

安倍首相「発言に注意を」 
柳沢発言めぐり閣僚に
2007年01月30日12時23分(asahi.com)
 女性を「産む機械」と例えた柳沢厚労相の発言に関連し、安倍首相は30日の閣僚懇談会で「通常国会が始まったが、発言には十分意を用いるように」と注意した。閣議後の記者会見では各閣僚から柳沢発言について「不適切」との指摘が相次いだが、辞任には否定的な見方が目立った。

 高市少子化担当相は「例えの仕方が不適切なものだったことは大変残念に思うが、本人も撤回され、謝罪をされた。(少子化対策の)重点戦略をつくる検討会議で、ともに力を尽くしていきたい」と責任は問わない考えを示した。


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〈キーワード〉柳沢厚生労働相
……
憤る女性議員、柳沢厚労相へ包囲網 身内からも批判
2007年01月30日15時14分
 女性を「子どもを産む機械」と例えた柳沢厚生労働相に対し、辞任を求める声が野党の女性議員を中心に高まっている。与党の女性議員も、この「失言」には批判的。朝日新聞社の世論調査で高い傾向が続く女性の安倍内閣支持率にも、影響を与えかねない事態だ。

 「残念ながら子どもを持てない人もいる。最低の、許せない発言だ」(社民・福島党首)

 「『私の女性観とは違う』と言うが、思っていなければ出ないので、これが本音だ」(民主・小宮山洋子衆院議員)

 「女性たちは傷ついている。少子化問題に一番かかわる厚労大臣として不適格だ」(共産・吉川春子参院議員)

 民主・共産・社民の野党3党の女性議員16人が29日夕、共同で記者会見し、柳沢氏の辞任を求めていく考えを強調した。直前に柳沢氏に辞任要求書を手渡したが、男性議員も巻き込み、国会論戦を通じて責任を追及する考えだ。

 身内の自民党の女性議員からも批判の声が上がっている。

 野田聖子衆院議員は04年、不妊治療の経験をつづった著書「私は、産みたい」を出版した。「言葉を大切にするというのは閣僚の大切な要素。軽率で不適切で、大きな過ちだ。心得違いをされていたのだと思う」と不快感を示す。

 前少子化・男女共同参画担当相の猪口邦子衆院議員も「出産は命がけで尊いこと。女性としては誰でも違和感を受けたのではないか。適切でない表現であることは明らかで、残念だ」と言う。

 朝日新聞社の世論調査では、安倍内閣の支持率は20、21日に実施した調査で39%となり、初めて4割を切った。昨年9月の内閣発足以降の5回の調査結果を見ると、支持率(%)は男性が60→61→51→45→36、女性が65→65→55→48→42で、いずれも下がり続けている。20、21日の調査で、男性は不支持率(46%)が支持率を初めて上回った。これまでは女性の支持の高さに支えられてきたが、今回の失態で、それすらも失いかねない。

 「安倍首相の任命責任も問うていきたい。これが、安倍首相が言う『美しい国づくり』内閣の実態かと思うと、背筋がぞっとする」(社民・辻元清美衆院議員)などと、野党は首相に対しても責任を追及する姿勢だ。

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■?前回のくりかえしになるが、わかりづらさをさけるためにあえてとった表現が誤解をうむものだった、っていう、「配慮がウラめにでた」論で、「失言」をごまかすのか? ■女性たちがかぎとったとおり、ホンネがもれた、「失言」じゃないの?
■?「発言に注意」って、失言しなきゃ、なにかんがえていてもいいのか? 個人の思想信条の自由で閣僚の政治信条もかたれるのか? たとえば、ナチズムの頒布など表現はドイツなどで禁止されているが、日本でナチズムをホンネでは信奉している人物が閣僚にまじっていていいだろうか? 表現さえしなければ、どんな思想をかかえていようと、日本国憲法に抵触しないだろうか? ■政治家として(民間団体の一右翼とかでなくて)、議席を確保するかぎり、日本国憲法ほかの理念を遵守できる思想信条が前提なのであって、「発言に注意」して、ホンネをはかないって人物を閣僚にまぜてしまえる人間が首相でいいのだろうか?
■?国民の健康な生活環境を整備する公僕の頂点たる厚生労働大臣が、非常に不適格な人物なのに、それをかばう高市少子化担当大臣は、なにをかんがえているんだ? ■女性性をウリにする野田聖子議員にも、あやしげなふんいきは感じるが、さらっとながせる姿勢も、異様だぞ。
■こういった内閣を当初熱烈に支持していて、いまごろになってさめたご婦人がた。どういう了見?

■「天皇機関説」「皇室機関説」のように、機械論的に本質をうがつことは、文脈次第では、適当だ。■しかし、政党支持者たちの知的能力をいぶかって、(主観的に)わかりやすくいおうなどとたくらんだあげく、みずからが不適切・不穏当と感じて撤回するような不始末をしでかす知力の人物には不適当きわまりない。
■また前回のいいかえになるが、「子どもを産む機械」という本質論は、同時に「『「子どもを産む機械」に素材・情報を供給する装置(パイプライン)』といった本質論とセットでもちだすべきである。■現代日本の少子化というのは、都市化した住民の動物行動学的な反応(人口圧力からの逃避)というだけで説明がつくはずがなく、教育費ほか、社会学的・経済学的環境の劣化がもたらした社会心理学的な現象だ。■要は、、「子どもを産む機械」「素材・情報を供給する装置(パイプライン)』双方の立地環境がわるくなっているという黄色信号なんだが、おふたり、いや、お三方、認識があるだろうか?■あんたがたの、トンチンカンな認識と無策があるがゆえに、「とても3人もコドモはもてない」ってかんがえるカップル・女性が大半になってしまったってこと。■あんたがたがきくばりすべきは、将来の財政破綻の心配とかではなくて、女性やワーキングプアをこバカにした政策・労務管理を、政財界がとりつづけるというふてぎわを、自称「公僕」たちがゆるしつづけているという根本的矛盾にメスをいれること。


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