■「国外退去処分のイラン人一家、東京入管に出頭(朝日)」の続報。
■まずは、先日の『毎日』の記事から。


不法残留:一家4人でイラン帰国も 
高3長女の再入国条件
 不法残留し、最高裁で強制退去処分が確定している群馬県高崎市のイラン人、アミネ・カリルさん(43)は27日、条件が整えば一家4人でいったんイランに帰国する考えを明らかにした。高校3年の長女マリアムさん(18)の再入国が認められ、日本で1人で生活できることが条件。4回目の仮放免の期限が切れる2月の出頭時に東京入国管理局に伝える。
 帰国の方針は、26日に支援団体と協議して決めたという。アミネさん一家は今月12日、3回目の仮放免期限が切れるのに伴い入管に出頭。その際、入管側は在留特別許可が認められないことを改めて通告し、短大に合格し進学を希望しているマリアムさんだけ再入国するよう促していた。

 取材に対しアミネさんは「娘を日本に1人で残していくのは不安だが、やむを得ない。娘がしっかり生活できるかどうか確認したい」と話した。【杉山順平】

毎日新聞 2007年1月27日 12時03分

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■前回かいたことをくりかえす。
■むすめさんふたりは、国籍・民族はともかく、完全な「日本語話者」である。■イランにいったばあい(「かえる」では断じてない)、「中国残留日本人」の「帰国者」と同様の苦労があることは、はじめからわかりきったことだ。
■うえのむすめさんが短大にとおったから、日本にのこす、って論理は、まずいとおもう。のこるんなら、したのむすめさんの方であり、そのむすめさんが自立生活ができない以上、おやごさんふたりも日本にのこるべきだ。■「やむを得ない」と、おれてしまっていんだろうか? 収監覚悟で、ねばらないと、「やっぱり、かえれたんだよね」と、排外主義者がおいうちをかけるはず。■もちろん、責任は、司法と行政にあるのであって、かれら家族にはないんだが。

■それにしても、「短大に合格し進学を希望しているマリアムさんだけ再入国するよう促していた」という入管の、こずるいこと。論理的に破綻していることを、全然「はじ」とおもわないらしい。