■『共同通信』の記事から。

たばこ吸いたい子、6年で半減
文科省の小中高生調査
2007/03/14 13:17 (共同)
 「たばこを吸いたいと思ったことがある」子どもはこの6年間でほぼ半減したことが文部科学省が小中高校生を対象に実施した喫煙・飲酒意識調査で13日、分かった。調査は昨年2月に実施、全国の小中高計約750校、6万7435人(小学校は高学年のみ)から回答を得た。前回調査は2000年。「吸いたいと思ったことがある」小6男子は8%(前回15%)、中3男子13%(同28%)、高3男子26%(同44%)だった。
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■これが、いわゆる統計学的な手法にのっとった社会調査であるなら、すごい事実である。■なぜなら、ここ数年でもって、10代のコドモたちのオトナ意識が激変する事態がおきたということを意味するから。
木村拓哉氏のドラマ中での 演出が、深刻な影響をおよぼしているのではないか?
(たとえば、かっこよさげな喫煙スタイルとか、バタフライナイフの携帯とか)といった問題視がなされるのも、10代にとって、20?30代の「かっこいい同性」がモデルになるという経験則/実体験があったからだとおもわれる。■もし、この文部科学省の調査が、10代の少年たち各層=母集団を推計するにたる、そっくり代表的な標本(サンプル)をぬきだせているのなら、ここ数年のあいだに、キムタクをはじめとする「かっこいいアニキ」像に深刻な変容をせまる事態・事件がおきたということを意味するはずだ。
現時点では、ホームページからアクセスできるような報告書がみあたらないので、どういった調査がおこなわれたのか、実態がわからないので、なんともいえない。■かっこよくタバコをすうオジサマ/オバサマがいることは現実だし〔ま、現時点での文化の美学にてらしてという意味での審美眼にすぎないが〕、喫煙すべてが容認されるべきだとはおもわないが、「タバコをすうと、オトナっぽい(≒かっこいい)」といった、カンちがいが減少傾向にあるのなら、わるいことではなかろう。
■しかし、たかだか数年で、数百年にもおよぶ文化についての評価が激変するってのは、通常は異様な状態であって、あまりおこらない。■もちろん、砂糖の消費量が近代にはいって激増し、近年激減しているなんて現象はあるけど、そんな砂糖だって5?6年で半減するなんてことはなかったはず。■「タバコのようなものと、砂糖のような調味料は別」ってツッコミはありえるけど、それにしてもね。
■いずれにせよ、文部科学省がおやりになった調査が統計学的にただしいっていう前提をふまえないと、以上の議論は成立しないんで、それがはっきりしたら、原因を特定する作業を、社会学者とかが おやりになるべきだとおもう。