■いわゆる「志布志事件」のおどろくべき 舞台ウラが露出してきた。■『朝日』の記事をキャッシュでリンク。

捜査資料、地検「死んでも出さない」 
鹿児島12人無罪
2007年04月07日09時06分(asahi.com)

 12人全員の無罪が確定した03年の鹿児島県議選をめぐる公職選挙法違反事件で、県警と鹿児島地検が04年に公判対策を協議した際、自白したとされる元被告らの供述の矛盾が明らかにわかる捜査資料を公判に提出しないで済むように口裏合わせをしていた疑いが強いことが6日、分かった。捜査資料について検察側が「(資料は)死んでも出さない」と表明すると、県警側が「(裁判に)出たら、(事件が)飛ぶ」と応じていた。捜査関係者は「県警はもちろん、地検もこの時点で『でっちあげ事件』と認識していたはずだ」と言っている。
 口裏合わせのやりとりは、朝日新聞が入手した県警の内部文書「鹿児島地検との協議結果について」に明記されている。文書は、一連の捜査を指揮していた県警捜査2課の警部から上司の捜査2課長にあてたもの。

 それによると、協議は04年11月9日に鹿児島地検4階の小会議室で行われた。警部が公判に証人として出廷する直前で、その際の想定問答などについて打ち合わせるため検事2人と警部や刑事部参事官らが出席した。

 特に問題になったのは、警察が容疑者や参考人の取り調べ時に供述内容の要旨などを書き残しておく「取調小票(こひょう)」の扱いだった。裁判で証拠とされる調書は、小票をもとに供述などを記したものであるケースがほとんどだという。

 起訴事実は、元被告6人の「自白調書」をもとに買収会合は4回だとされていたが、捜査関係者によると、問題の小票には買収会合は「4回」「7回」「10回」のほか、さらに多数回開かれたなどと記録されている。これが公になると、すでに公判に提出していた調書や他の捜査員の証言と矛盾が生じることを当時の県警と地検は恐れていたという。

 検事は小票について「死んでも(法廷に)出さないつもり」「心配なのは、小票が弁護団に漏れていないかどうかだ」「事実関係は調書の方が絶対であると(警部に)証言してもらう」などと発言。これに対し、警部は「小票が出たら、(事件が)飛ぶ」と述べ、県警幹部も「絶対に提出しないという方向性の堅持を」などと検事に依頼した。

 結局、検察側が恐れていた弁護側からの証拠開示請求がなく、小票は公判に提出されなかった。

 文書について県警は「一般的に県警と地検が打ち合わせをすることはあるが、今回の件は分からない」とコメント。地検は「個別の案件には答えない」としている。

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■「死刑制度について(その2)」「権力犯罪としての誤認逮捕」「「『はい』以外言うな」 富山の冤罪男性に取調官(朝日)」「裁判官の守秘義務って、なにをまもっているの」「刑務官は、痴漢以上にみずから冤罪の危険性をせおっている 」など、「冤罪(ぬれぎぬ)」関連の記事を何回かかいてきたが、この事例はすごい。■Wikipediaにも「この判決に対し「冤罪事件」と紹介されることもあるが、冤罪は「事件そのものは存在するが、逮捕・起訴された被告人は事件の犯人ではない」事例のことであり、この事件では逮捕容疑の公職選挙法違反事件の事実そのものが存在しないと裁判で認定されているため、いわゆる「冤罪」には当たらない(「冤罪」とすら言えない)特異な事例」という酷評まででる始末の、低劣かつ悪質な、デッチあげ事件(つまり、「大逆事件」とかのたぐい)なのだ。
■そして、治安維持法下の暗黒時代ならともかく、刑事訴訟法やら弁護士やらの人権保障がなりたっている現代で、警察・検察が、おのれらのメンツ維持のためだけの、ゴマカシをしようとたくらみ、是が非でも「被疑者」たちを有罪にもちこもうとした事件なわけだ。■この手の水準で、冤罪、とりわけ死刑がからむような事案がかくされているとしたら、さむけをもよおすような現実といえるだろう。
■これが激烈な司法試験をとおって司法研修所でお勉強をなさった検事さまたちのかなしい現実なわけだ。

相次ぐ無罪判決、
8高検検事長に法相らが適正捜査指示

 鹿児島県議選を巡る選挙違反事件と大阪市で2人が死亡した放火事件で無罪判決が相次いだことを受け、全国8高検の検事長を集めた緊急の「検事長会同」が5日、法務省で開かれた。

 長勢法相は冒頭、「自白の取り方や起訴の判断に批判が出ており、検察への信頼が失われかねない。十分検証し、格段の努力を要請する」と述べた。また、鹿児島の事件の判決は、強圧的な取り調べで自白を引き出した可能性を指摘しており、但木敬一検事総長は、「選挙違反は直接証拠に乏しく、供述に頼らざるを得ない面もあるが、捜査の適正さに目を配り、基本に忠実な捜査を遂行していただきたい」と指示した。

(2007年4月5日19時59分 読売新聞)

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■おえらいさんたちが、そんな指示をだしたって、全然信用ならないね。■ミツトヨヤマハ発動機が、アメリカのさしがねで、標的になったとかのうたがいもあるしさ。■メディアが ちゃんとウラとりしないんじゃ、全然信用できない。カネとコネがあるんだから、ちゃんと取材しろよ。


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