■『朝日』の記事から。

男性、温厚なほど長寿 
神経質は寿命左右 米大学調べ
2007年04月24日17時52分(asahi.com)

 年をとるにつれて性格が円くなる人ほど長生きできる――。米国のパーデュー大とボストン大のグループが、私たちの性格のうち神経質な部分のレベルが寿命を左右していると、専門誌「心理科学」(電子版)の最新版で報告した。

 米国の中高年男性1663人(43?91歳)の性格の変化について、最長12年にわたり追跡。調査を始めたときに比べて神経質になった群と穏やかになった群に分け、18年後の死亡率を比べた。

 両群の年齢構成や健康状態が同質になるよう統計処理をしたところ、「神経質群」の半数が死亡していたのに対し、「穏やか群」の生存率は75?85%に達した。

 パーデュー大のダニエル・ムロザク准教授は「神経質な性格の度合いは、その人の寿命をはかる物差しとなる。血圧を下げようと心がければ心臓発作のリスクが減るように、性格を円くしようと考えれば死を避けられる」と説明している。

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■直感的には、なっとくできるよね。特に、神経質な性格がおおざっぱにかわっていく人物が、ながいきになれるというのは、基本的に朗報(笑)。■逆にいえば、全然意外性がない。いわゆる「Aタイプ」が、循環器系とかによくないとかね(笑)。
■ただ、この記事のタイトルは、まちがっているんじゃないか?■だって「調査を始めたときに比べて神経質になった群と穏やかになった群に分け、18年後の死亡率を比べた」ら「「神経質群」の半数が死亡していたのに対し、「穏やか群」の生存率は75?85%に達した」っていう結果が疫学的にたしかめらた点が重要なわけだ。■つまり、もってうまれた性格とかではなくて、生活環境やこころがけなどによって、「穏やか群」に変貌できた層は、いのちびろいする確率がたかまるっていう、朗報なのだよね。
■そうなるとさ。「性格がまるくなれた男性ほど長寿」ってコピーかね。ハラナ個人は、特別ながいきしたくはないが、短命でおわっていいほど、こい人生をすごせてはいないので、「性格が円くなる」よう、こころがけたい。最近血圧ひくくないしな。

■女性はどうなんだろ。女性には「Aタイプ」がそれほどおおくなくて、研究したいっていう食指がうごかなかったとか(笑)。