■「原発ごみ処分場、東洋町の調査中止 新町長が応募撤回(朝日)」の続報。
■総じて、ごくマレに だれでもいいだしそうな話題で「正論」をはくことはあっても、ほかには御用新聞的主張ないし、右派的叱責(「もっと徹底してタカ派的にやれ」)しかくりかえさない『産経』の社説を転載。
【主張】最終処分施設
日本の原子力発電の将来は順調に進むのだろうか。高知県東洋町の町長選挙の結果をみると、少なからず先行きへの不安を感じてしまう。
今回の町長選挙は、国内の原子力発電所で使い終えた使用済み燃料をリサイクルした後に残る、高レベル放射性廃棄物の受け入れの是非を問うものだった。
結果は、東洋町を放射性廃棄物の最終処分施設建設候補地とすることに積極的だった前町長が敗れ、反対派の新町長が選ばれた。町民の意思は尊重されなければならないが、大局的に見れば非常に遺憾な結果である。
■総じて、ごくマレに だれでもいいだしそうな話題で「正論」をはくことはあっても、ほかには御用新聞的主張ないし、右派的叱責(「もっと徹底してタカ派的にやれ」)しかくりかえさない『産経』の社説を転載。
【主張】最終処分施設
残念だった東洋町の選択
日本の原子力発電の将来は順調に進むのだろうか。高知県東洋町の町長選挙の結果をみると、少なからず先行きへの不安を感じてしまう。
今回の町長選挙は、国内の原子力発電所で使い終えた使用済み燃料をリサイクルした後に残る、高レベル放射性廃棄物の受け入れの是非を問うものだった。
結果は、東洋町を放射性廃棄物の最終処分施設建設候補地とすることに積極的だった前町長が敗れ、反対派の新町長が選ばれた。町民の意思は尊重されなければならないが、大局的に見れば非常に遺憾な結果である。
日本は核燃料サイクルを国の原子力政策の基本に据えている。高レベル放射性廃棄物を地下深くに埋める最終処分は、有効利用のサイクルを完結させるうえで不可欠な方策だ。
最終処分施設は、5年前から全国の市町村に応募を呼びかける形で、候補地選びが続けられている。
事業を担当する原子力発電環境整備機構(NUMO)に対し、全国で初めて応募したのが東洋町だった。今年1月下旬のことだった。国は3月下旬に、NUMOが東洋町での過去の地震記録などの予備的な文献調査に取りかかることを承認した。
最終処分施設は、地下300メートル以深の地層中に造られる。放射性物質をガラスにとかして固めた固化体をそこに埋設して永久保存する。岩石と同じ性質のガラス固化体は、厚い鋼鉄製容器に封入されるので、事故の確率は限りなくゼロに近いとされている。
東洋町の地質が処分施設の建設に適しているかどうか。その調査の第1段階にあたる文献調査が始まる矢先に、反対派の声が強くなった。前町長は職を降りて、町民の意思を問うた。それが今回の町長選だった。
最終処分施設に対し、思い込みの先行した不安感を抱く市町村は少なくない。その不安を一掃するためにも東洋町での調査が進むことが望まれていただけに、応募の撤回は残念だ。
エネルギー問題や地球温暖化は、原子力を抜きに解決することは難しい。最終処分施設の建設は地域振興にもつながる。建設の意味を国民全体で考えることが必要だ。東洋町では残念な結果に終わったが、先見性に富む市町村の応募が続くことを望みたい。
(2007/04/24 05:58)
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■こいつら、完全にカンちがいしているか、構図を充分わかったうえで、地域への原発の矛盾をおしつけようと、キャンペーンをくりかえしている。■いずれにせよ、こまった連中だ。
■「事故の確率は限りなくゼロに近いとされている」って、だれがいっているセリフよ? ウラとりしたんか? ■「事故の確率は限りなくゼロに近い」とまにうけるんなら、大都市部か大企業の主力工場集積地の直近におこうぜ。■それが、スジってもんだろ?
■先日かいたことを、そのままはりつける。
■「甘利経産相は自分の選挙区に核のゴミ処理場を誘致すべき」という、当事者のこえに、反論がかえせるのか? ■甘利さん、「「安全性は120パーセント確保されている」と断言」している以上、さっそく地元選挙区を説得しろよ。そんなに、エネルギー政策とやらが重要ならさ。■っていうか、最初に説得しなかった理由は一体なによ?
■過疎地のよわみにつけこんで、助成金ちらつかせて「迷惑施設」をひきとらせるって常套手段。あまりに、エゲつない手法は、『美しい国へ』むかうにふさわしくないとおもうぞ。
※ それにしても『産経』の記事の相当部分が、キャッシュとして記録されていないが、画策しているんだろうか? 証拠のこしたくない、とか…。
●「お接待の心が地域を救う」
●「NUMOが文献調査正式にを断念」
●「美しい国ー東洋町」
●「反対の意志を貫かれました」
●「東洋町から新しい日本をこしらえよう」
最終処分施設は、5年前から全国の市町村に応募を呼びかける形で、候補地選びが続けられている。
事業を担当する原子力発電環境整備機構(NUMO)に対し、全国で初めて応募したのが東洋町だった。今年1月下旬のことだった。国は3月下旬に、NUMOが東洋町での過去の地震記録などの予備的な文献調査に取りかかることを承認した。
最終処分施設は、地下300メートル以深の地層中に造られる。放射性物質をガラスにとかして固めた固化体をそこに埋設して永久保存する。岩石と同じ性質のガラス固化体は、厚い鋼鉄製容器に封入されるので、事故の確率は限りなくゼロに近いとされている。
東洋町の地質が処分施設の建設に適しているかどうか。その調査の第1段階にあたる文献調査が始まる矢先に、反対派の声が強くなった。前町長は職を降りて、町民の意思を問うた。それが今回の町長選だった。
最終処分施設に対し、思い込みの先行した不安感を抱く市町村は少なくない。その不安を一掃するためにも東洋町での調査が進むことが望まれていただけに、応募の撤回は残念だ。
エネルギー問題や地球温暖化は、原子力を抜きに解決することは難しい。最終処分施設の建設は地域振興にもつながる。建設の意味を国民全体で考えることが必要だ。東洋町では残念な結果に終わったが、先見性に富む市町村の応募が続くことを望みたい。
(2007/04/24 05:58)
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■こいつら、完全にカンちがいしているか、構図を充分わかったうえで、地域への原発の矛盾をおしつけようと、キャンペーンをくりかえしている。■いずれにせよ、こまった連中だ。
■「事故の確率は限りなくゼロに近いとされている」って、だれがいっているセリフよ? ウラとりしたんか? ■「事故の確率は限りなくゼロに近い」とまにうけるんなら、大都市部か大企業の主力工場集積地の直近におこうぜ。■それが、スジってもんだろ?
■先日かいたことを、そのままはりつける。
■「甘利経産相は自分の選挙区に核のゴミ処理場を誘致すべき」という、当事者のこえに、反論がかえせるのか? ■甘利さん、「「安全性は120パーセント確保されている」と断言」している以上、さっそく地元選挙区を説得しろよ。そんなに、エネルギー政策とやらが重要ならさ。■っていうか、最初に説得しなかった理由は一体なによ?
■過疎地のよわみにつけこんで、助成金ちらつかせて「迷惑施設」をひきとらせるって常套手段。あまりに、エゲつない手法は、『美しい国へ』むかうにふさわしくないとおもうぞ。
※ それにしても『産経』の記事の相当部分が、キャッシュとして記録されていないが、画策しているんだろうか? 証拠のこしたくない、とか…。
●「お接待の心が地域を救う」
●「NUMOが文献調査正式にを断念」
●「美しい国ー東洋町」
●「反対の意志を貫かれました」
●「東洋町から新しい日本をこしらえよう」
■コメント、ご紹介ありがとうございます。■せっかくなので、リンクをはります。
●「原子力政策と民主主義は両立しないようだ」〔『blog土佐自由民権新聞』〕
■新左翼の活動家だけでなく、農民たちさえも「過激派」よばわりした国家権力は、「ボタンの掛け違え」をみずからみとめ、謝罪するハメにおちいりました。原発関連にかぎらず、大規模な公共工事には利権がからみ、かつ当事者への説明責任がなおざりにされ、地域社会が破壊されるという愚行がくりかえされてきたわけです。■その意味でも、東洋町の今回の英知は、たかく評価されるべきですし、産経新聞や政府関係者の すてゼリフともいえる「愚痴」は、きびしく指弾されねばなりません。■つまり、より一般化して、「軍事基地をふくむ巨大『公共』施設は、民主主義となじまない本質をかかえる」といえそうです。