■アメリカ訪問中の安倍首相についての『産経』の報道を転載。■「慰安婦問題 誤解解く努力を粘り強く(産経)=いわゆる「従軍慰安婦」問題について5」「慰安婦問題で「責任」明言 首相、訪米控え米誌に 世論沈静化狙う(北海道新聞)=いわゆる「従軍慰安婦」問題について13 」の続編。

安倍首相、慰安婦問題で
「申し訳ない気持ちでいっぱい」

 【ワシントン=阿比留瑠比】訪米中の安倍晋三首相は26日午前(日本時間)27日未明、米連邦議会で、共和、民主両党議員11人と会談した。首相は慰安婦問題について、「私の真意や発言が正しく伝わっていない。私は辛酸をなめた元慰安婦の方々に、個人として、また首相として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況に置かれたことについて申し訳ないという気持ちでいっぱいだ」と説明。その上で、「20世紀は人権侵害の多い世紀であり、日本も無関係ではなかった。21世紀が人権侵害のない、より良い世紀になるよう、日本としても全力を尽くしたい」と述べた。

 これに対し、日系のダニエル・イノウエ上院議員(民主党)は「残念なのは慰安婦問題をめぐる米国内の動きだ。これまで7人の日本の首相が謝罪をしているにもかかわらず、こういうことが今後もずっと続くのかと思うと疑問を感じる」と応じた。他の議員から、慰安婦問題への言及はなかった。

 慰安婦問題をめぐる対日非難決議案を審議している米下院外交委員会のラントス委員長(同)は「日本は安全保障面でも大国にふさわしい役割を果たすべきだ。そのために憲法を改正しようとする安倍首相の方針を強く支持している」と述べた。


(2007/04/27 09:20)
■『産経』の論説委員とやらの御仁たちが、「安倍首相が「韓国はキーセン国家」」シリーズで紹介した安倍氏ら編集の『歴史教科書への疑問』を全文よみとおしたのか? また、そこで指摘さている石原信雄氏や官僚たちが確認したはずの日米韓の歴史資料を全部再検討したうえで、一連の「謝罪なんてけしからん」論を展開したいたのか、しらない。■しかし、先日も紹介したとおり、同紙は「首相、「謝罪の必要なし」 慰安婦問題、米下院で決議されても」って姿勢を当然好意をもって報じていたはずだよね。■まさか、これまでの政治姿勢を急にまげて、「慰安婦問題 米紙、米中韓の“反日連帯”主張」といった批判をとりさげるのか?


慰安婦問題で在米韓国人ら抗議デモ 
ホワイトハウス前で
2007年04月27日12時36分(asahi.com)

 安倍首相の訪米にあわせ、ホワイトハウス前で26日、在米の韓国人団体「121連合」や人権団体のメンバーら約100人が抗議デモを繰り広げた。元従軍慰安婦の韓国人女性李容洙(イ・ヨンス)さんも参加し、安倍首相に謝罪を求めた。


従軍慰安婦問題で安倍首相に謝罪を求める元慰安婦や
人権団体のメンバーら=ホワイトハウス前で
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 李さんは「私は15歳の時に拉致された。まわりの女性は誰も売春婦のようにはお金をもらっていなかった」と訴えた。安倍首相が宿泊する迎賓館ブレアハウス前まで足を運び、「謝れっ」。デモに参加した米国人男性は「日本の政治家は歴史を書き換えようとしているのか」と語った。

 26日付の米紙ワシントン・ポストにはこの韓国人団体が「従軍慰安婦の真実」と題した全面広告を出し、「日本政府は責任を完全には認めていない」と主張した。

 同日夕には、この団体のメンバーらがワシントン近郊のホテルで集会を開いた。日本の首相の謝罪を求める決議案を下院に提案したマイク・ホンダ議員(民主党)が出席し、「これは(元慰安婦への)深い同情と和解の問題だ」と呼びかけた。

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■安倍首相、以前は、「明らかに嘘をついている人たちがかなり多くいるわけです」などと、ウソつきよばわりしたんよね? ■でもって、『産経』の論説委員の先生方も、同意されていわけでしょ?
■で今回、「辛酸をなめた元慰安婦の方々に、個人として、また首相として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況に置かれたことについて申し訳ないという気持ちでいっぱいだ」とかくちばしったそうだが、ウソつき発言した経緯についての釈明は? ■まさか、軍の直接関与の直接的証拠はなかったウンヌンと同様、「ウソつきでない もと従軍慰安婦がひとりもいない、という直接的証拠はみつかっていない」とか、いいはるのか?(笑)
■もちろん『産経』さんは、「釈明なんてトンデモない」っていいはるんですよね?


■ハラナは、知性あふれる少数のアメリカ人以外は正直きらいだ。■なので、自国の醜態も反省していないらしい「日本の政治家は歴史を書き換えようとしているのか」などとくちばしってしまえるアメリカ人男性の知性・品性がつくづくイヤにはなる。「アンタなんぞにいわれたって、全然元気でないぜ」ってね。
■しかし、宗主国アメリカの「外圧」ってのがないと、おそらく「謝罪」「説明」をする必要をみとめなかっただろう安倍首相をかんがえるとき、一層ユウウツになる。■「大半がはじしらずな国民でしめられている超大国のトラの威をかりないと、世界的正論もつきつけられない、トコトンなさけない日本の民主勢力」って、愕然とさせられる現実ね。

■最後に、くどいようだが、「真意や発言が正しく伝わっていない」ってくりかえす安倍首相。「従軍慰安婦」問題発言に関するかぎり、アンタの「真意」とか「発言」の具体的内容がつかめたことが一度としてないんだ。「正しく伝わっていない」って、責任転嫁するんじゃなくて「真意や発言が正しく伝わ」るように能力・精力をつくすのが、言論のプロの責務だろ? ■ま、『美しい国へ』をどの程度かいたのかしらんけど、あれでOKをだせてしまったところをみると、期待する方がまちがっているかもな(笑)。■選挙民・メディアに真意をはかられないように気くばりに終始しているか、発言の真意をちゃんとつたえるだけの整理・表現能力が欠落しているか、どちらかとしかおもえないもんな。■そういう人物を総裁にする政党を大勝させる選挙民こそ、自業自得なわけで、これもいたしかたないと。某超大国と同質だな。規模と洗練度でおおちがいだけど。


●「アベシ、口が軽すぎる!存在も軽すぎる!おまけにシンキローより体重が軽すぎる?
●「トラックバック・ピープル 安倍晋三