■なにか、時間がおくれている感じだが、2箇月ほどまえにかいた「たばこ吸いたい子、6年で半減 文科省の小中高生調査(共同)」とおなじ調査がネタらしい、『朝日』の先日の記事。

飲酒・喫煙望む子ども激減 文科省調査
2007年05月07日(asahi.com)

 飲酒や喫煙をしたいと思っている子どもが減っていることが、文部科学省の調査でわかった。調査対象の小6、中3、高3の3学年すべて同じ傾向で、同省は「学校での取り組みがうまくいっている」とみている。
  
 調査は昨年2月、全国の公立小中高計762校を対象に実施された。

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 「酒を飲みたいと思ったことがあるか」の質問に、「ある」と答えた割合が最も高かったのは高3女子の66.5%で、前回調査の00年と比べて13.4ポイント減。高3男子もほぼ同じ傾向だった。中3女子は51.8%(同6.0ポイント減)、小6女子は34.4%(同0.1ポイント減)で、いずれも女子が男子を上回った。

 「たばこを吸いたいと思ったことがある」という回答が最も多かったのは高3男子の25.7%(同17.8ポイント減)。中3男子は13.1%(同14.6ポイント減)、小6男子は8.1%(同7.1ポイント減)で、こちらはいずれも男子が女子を上回った。

 「飲酒が大いに健康に害がある」という答えは各学年とも増えた。とりわけ小6は男女ともに5割を超え、前回調査から約20ポイント伸びた。「喫煙が大いに健康に害がある」という答えは、もともと高く、今回は各学年通して85%以上だった。
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■ホントに学校でのとりくみが功を奏しているのだろうか? ■メディアや周囲の環境の変化と、文部科学省などの政策は時期的にかぶっているはずで、自画自賛の可能性がある。
■あと、肥満差別とかもかかわりがあるが、禁煙ファシズムっぽい状況・集団心理をかもしだすおそれは、ある。■「未成年は違法で飲酒・喫煙しないことになっているのだから、きびしめの規範主義で問題なし」っていうひとがおおそうだが、「正義にのっとれば、いじめてよい」って思考論理をすりこみのは、かなりヤバいとおもう。

■先日「タクシー利用のオジサマ方は、あくまで喫煙権を主張するつもりか?」でかいたとおり、公共空間で喫煙者がわがものがおで分煙拒否をくりかえすのは、まさに無神経・傍若無人。■しかし、おのれの心身の自己決定とか趣味の次元のことを、たとえば平均余命とかの次元で、あたかもまったく異論をゆるさない正論がなりたつかのように喫煙リスク教育を義務教育段階でやるのは、いきすぎなんじゃないか? ■「喫煙、40歳男性で寿命3・5年縮める(読売)」などであきらかにされた疫学的データは、あくまで「少々早死にする」って統計数値にすぎないんで、「喫煙は自殺行為」とかいいだすのは、ファシスト的科学主義という、完全に権威主義の典型だ。■一部のスポーツは平均余命がみじかいことがしられているし、カーレーサーとか一部の興行では、生命保険の対象外になる。つまり「死ぬかもしれない」って、自殺行為をすきで主体的選択しているってことだよね。
■そんなにリスクをうるさくいうんなら、「原発などの国家的規模の巨大施設周辺はハイリスクゾーンだぞ」とか、「医師とか教師とか、『師族』は、ハイリスク・グループで、職種も3K的かもしれない」とか、「登山とか水泳、ランニングとかは、ハイリスクな趣味だな」とか、おしえる気があるのか?■いや、やった方がいいような気はするんだが、それなら、あくまでバランスよく、ムラなくとりあげないとな。「飲酒と喫煙の害」とかだけでなくさ(笑)。

■ただね。財源として死守したがっている財務省と日本たばこ産業は、むしろ国民のころしあいをのぞんでいる全米ライフル協会と同質の、かなり鈍感な人権感覚ってものを感じるし、日本たばこ産業のよる「禁煙条例に対する組織投票問題」なんてたちまわりは、あまりにわかりやすすぎて、失笑ものだろう。■どうせなら、個々人の健康リスクとかだけでなく、こういった利害団体の醜悪なたちまわりぶりを、政官財くまなくおしえてあげるのが、義務教育の責務だったりして。■だって、そういった実践をやらないで、タレながしメディアを放置しているかぎり、『美しい国』なんて、いつまでもでやってこないでしょ?(笑)
■「真に美しい社会」ってのは、ヒトに迷惑をかけないよう自制してくらし(政官財のおえらがたは「失格」かも)、自己責任で趣味を満喫して人生をくいなく充実させ、それらが期せずして調和することで、多様な美学が共存できる、って構図でしょ? ■ちゃんとした分煙ができない喫煙者は はた迷惑でみぐるしい人物あるだけでなくて、自分のくびをしめているおおバカ者ってことだし、洗練された喫煙文化を維持しようとする層をファストよろしくしめあげようといった非寛容な社会は、これまた無自覚な野蛮を感じる。■要は、この手の問題、無作法で無神経な趣味人と、みずからの集団神経症を自覚できない排外主義者たちが、たがいのエゴをぶつけあって、正義だといいはっているとしかおもえないわけだ。

■ともあれ、こういった調査結果の概要は、ホームページからすぐたどれるようにリンクしてほしいぞ。■検索エンジンをまわしても、全然わからない。



●田中 守「未成年者の喫煙防止と利権維持は両立するのか 成人識別たばこ自動販売機の導入にかかる諸問題」(2007-05-03 10:10)
●匿名「【私の主張】喫煙はマナーのある人の免許制に


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