■ほぼ2年まえにかいた「権力犯罪としての誤認逮捕」の続報。■『朝日』の記事から。

東京地検、
取り調べのDVD映像を証拠申請
2007年05月15日05時56分

 東京地検が、フィリピンで05年7月に起きた殺人事件の被告の公判前整理手続きで、検察官による共犯者の取り調べの録画内容を記録したDVDを証拠として提出する意向を弁護側に示したことがわかった。弁護側も証拠採用に同意する見通しだ。09年から始まる裁判員制度の対象事件で適正な取り調べを立証することを狙いに各地検が調べ過程の録音・録画を試行している。その中で、証拠採用されれば日本の刑事裁判史上初めてのケースとなる。
 東京地検は最高検の方針を受け、昨年夏から、容疑者自らの意思に基づいて供述したかどうかが公判の争点になる可能性があると判断したケースの一部で、取り調べの様子を録音・録画している。

 今回、検察側が証拠申請する意向を示したのは、フィリピンの路上で05年7月、東京都内の会社員油科(ゆしな)孝章さん(当時41)を拳銃で撃って殺害したなどとして、殺人などの罪に問われた吉井誠被告(51)の公判。

 関係者によると、15日から審理が始まる殺人罪について、争点などを絞り込む公判前整理手続きが今月に入って行われた。検察側はこの中で、共犯として起訴された男性を検察官が取り調べた状況を録音・録画したDVDについて、証拠申請する用意があることを示したという。

 DVDは20?30分程度で、既に証拠として開示されており、男性の供述の任意性、信用性を補強する内容だという。

 吉井被告は殺人罪について否認する見通し。このため、検察側はまず、共犯とされる男性の証人尋問を行い、男性の供述調書と証言内容が食い違った場合などに、調書の信用性などを立証するためにDVDを法廷に証拠申請する意向とみられる。

 このDVDを見た吉井被告の弁護人は「検察側に都合がいい部分だけの可能性がある」と話している。

 最高検は録音・録画を実施した事件名などを公表していないが、これまでに30件以上について行われた。弁護側に証拠開示された例は複数あるものの、これまでに法廷で証拠として調べられたことはない。

 〈取り調べの録音・録画〉 裁判員制度の審理対象となる殺人など重大事件に限る▽検察官が必要と判断した場合のみ容疑者に通告して実施する――といった条件で最高検が導入。東京地検での試行に加え、今春からは大阪、名古屋各地検などでも試行を始めた。捜査側の誘導などで調書が作られていないか争われ、裁判が長期化するケースが多かったため、迅速な審理を行うのが狙い。

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■検察は、なにか誤解しているんじゃないか? ■とりしらべの過程を動画・音声で記録するのはいいとして、それをかってに編集してしまったら、全然証拠能力をもたないじゃないか? 「被告の弁護人は「検察側に都合がいい部分だけの可能性がある」と話している」というのは、当然だ。そんな編集作業がゆるされるなら、どんな加工だって可能になるだろう。■問題の所在がわかっていないのか、わかっているからこそ、まもりにはいって、アリバイ的「可視化」を演出したがっているのか? 真意がしりたいね。
■ちなみに、こういった加工なしの記録化がすすむなら、「志布志事件」なんて、でっちあげ事件は絶対におきないことになる。



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