■いわゆる「志布志事件」についての一連の記事「捜査資料、地検「死んでも出さない」 鹿児島12人無罪(朝日)」「「裏づけ捜査に問題」公判中も自覚 鹿児島12人無罪(朝日)」「県警・地検、弁護士懲戒狙い調書化 鹿児島選挙違反無罪(朝日)」「「裏取りしないから」と、自白迫る 鹿児島・無罪事件(朝日)」「違法捜査隠ぺい続々 県警に内部文書 鹿児島・公選法違反無罪(西日本)」のつづき。
■またまた、『朝日』の続報の記事を転載。


県警本部長「買収会合、証拠上なかった」 
県議選事件

2007年06月27日03時14分

 12人の被告全員の無罪判決が確定した03年鹿児島県議選をめぐる「公職選挙法違反事件」で、久我英一・同県警本部長が26日、起訴事実とされた4回の買収会合について「証拠上、なかった」などと明確に認めた。一方、この日開かれた「事件」に関連する国家賠償請求訴訟でも、別の元県警幹部がこの事件で捜査報告書の改ざんがあったことを証言。2月末の判決から4カ月。県警側が相次いで、捜査のずさんさを指弾した判決を追認した。

 久我本部長は県議会総務警察委員会で「自白したような会合が存在したとする証拠がない、と裁判所で判断されたものと認識している。裁判所の判断を尊重するのは当然」と述べた。その後、記者に囲まれると「(買収会合は)証拠上、なかった」と明言した。
 この日は、県警や鹿児島地検が捜査中に、弁護士と元被告らとの接見内容を調書に取ったのは違法だとして、弁護士が起こしている国家賠償請求訴訟の弁論も鹿児島地裁であった。この中で、当時の県警刑事部参事官(退職)は、事件を指揮した警部(57)が部下に捜査報告書を改ざんさせていたことを証言。改ざんの意図については「不明」としたが、朝日新聞が入手した県警の内部文書などから違法捜査について隠蔽(いんぺい)するためだった疑いが強いことがわかっている。
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■『朝日』以外、全国紙がしつこくおっていないような気がするが、気のせい?
■でもって、事実=ウソ八百とみとめたのは当然、っていうか、あまりにおそいって感想しかもてないけど、要は、陳謝してないんだよね。■事実としてみとめれば、それでいいって感覚なわけ? これって、警察庁のエリートさんたちの、あやまった「まけずぎらい」精神だとおもうね。■愛知県警での、SAT隊員の殉職なんかもそうだけど、「本店」から、一時的「天下り」して、なにをやっているのかね?