■「原発の耐震度、基準は甘く備えは薄い(日経社説)」のつづき。『低気温のエクスタシー』から。

勝谷誠彦氏が柏崎刈羽原発での放射能漏れの可能性について言及
かなり鋭い指摘がなされているので、聴いたほうが良い。

ポッドキャスティングで聴くことが可能(無料)。
        ↓ 
TBSラジオ「ストリーム」コラムの花道
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2007/07/718_5151.html

MP3
http://ja.wikipedia.org/wiki/MP3

で聴く場合には→
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20070718.mp3


勝谷誠彦氏のはなしは、ついていければ、かなり重要な指摘であることがわかるだろう。■「想定外」をくりかえす当局と、それをながすメディアは、双方「巨大なウソ」をついているとする。■要は、深刻な放射能もれがおきたので、必死にかくしているのではないかと。

■?火災についてのそなえが、不自然になさすぎる。■スプリンクラーなど自動消火装置が作動するようになっているはずなのに、作動していない感じが。原発内の消防隊組織がうごいているようすもない…。■地域の消防署が出動していない。ホットラインではなく、一般の電話で通報しているらしいし、不審な空白時間がある。地元市民の救出のために消防署が忙殺されていたというが、数百万人の人命が危機にさらされている以上優先順位では第一のはず…など、あまりに事態・発言が不自然で、矛盾・疑惑満載。
■勝谷氏、「チャイナシンドローム」は いまではおきづらく、火災対策は第一の課題のはずとする。■原発テロやミサイル攻撃などの想定はもちろん、浜岡原発での火災事故の経験などもみても、火事が「想定外」というのは、不自然すぎる。■要は、消火活動がちゃんとマニュアル化されていたが、放射能モレなどの危険によってちかづけなかったとうたがわれる。■消防署も当然、火災を想定した対策をねってきたはずだが、東電施設としての原発が治外法権化し、出動できなかったのではないか? ミートホープに地元の保健所が立ち入り調査できなかったのと同様、おそらく地域への巨額の補助金などによる「沈黙」がかたちづくられているだろうと。

■?「海の中の断層がわからなかった」という当局の「想定外」論もウソくさい。■すくなくとも、「充分な地震対策」がなされていった東電や資源エネルギー庁などのひごろの主張と矛盾するし
〔「充分な地震対策」なら、「想定外」の断層帯が海岸にかくれていたというのは、おかしい〕、ふるくて安定している地盤のうえに立地しているし、海岸線にこだわらないヨーロッパの原発とは、条件がちがいすぎる。■要は、地盤が安定している欧米などのように、安全性をうたえないという、震災不安がぬぐえないということ。「東京に原発を」でも皮肉られているように、ホントに安全なら大都市部におけばいいはなし。地方の海岸線に立地し、巨額の資金で地域をだまらせるといった工作をしていること自体が、
■マンションの構造計算書偽造問題が浮上したあと、耐震強化をいそいでいるようすは、実にあやしい。■「充分な地震対策」というが、要は原発をふくめた公共工事も、耐震基準をウラぎった さまざまな てぬき工事が横行してきたことが、背景にあるはず。■

■?「放射能モレはない」という最初の発言は、重大である。メディアは、「東電隠蔽」とせめるべきだった。ほかの事故なら、当然そういった論調になるし、責任者は辞任するような重大事のはず。■テレビ朝日の番組でも、身分を確認できていない「原発・佐藤さん(テロップ)」が電話にでるといった異様な事態がおきた。発言者は、事態の把握を徹底的に精査したうえで、正式な広報として慎重にかたらねばならない位置にある。だれが電話にでているのか充分な確認ができていない

■?もえていた変圧器は、構内のさまざまな用途に利用するために、数万ボルトの電圧を数千ボルトにおとすためのものといわれていた。■しかし、その電気系統はオペレーションセンターと無関係なのか? 制御棒のあげさげが不可能になっていたとしたら、チャイナシンドロームがおきていたおそれがある。■けさの新聞・メディアは、徹底的にシミュレーションし、変圧器の電気系統がどういう位置づけなのかを徹底的にあらいだすべきだった。

■?人気とりのためらしく官邸をはなれた安倍首相とか、今回改選される参議院議員である人物が防災担当大臣の人選とか、全部選挙対策しかかんがえていない行動。■安倍氏は官邸で動静を冷静にみまもって判断をくだすべきなのに、被災地にとんで現地を混乱させるような、有害無益な行動をとった(要人がいけば、その対応におわれ、被災者対策のジャマになる)。選挙戦がらみの人気取りのうごきでしかない。■溝手顕正大臣も、選挙区での活動をとりやめて現地にとんだようだが、つぎの選挙で改選されるような層からの人選は、おかしい。要は改選時にまた当選できるように、大臣ポストにつけるといった理由だけでの人事だったと推測できる。


■以上、防災担当大臣の人選はともかくとして、もっともなツッコミだろう。■タイヘン問題のある人物であるし、地質学を勉強したというのは、いつどこでといった あやしげな発言もあるが、まあこういったツッコミは、がんばってほしい(笑)。


●「トラックバック・ピープル 安倍晋三