■中国産の食品の安全性が 少々パニック状態をひきおこしているようだが、「オーマイニュース」の記事を掲示板『★阿修羅♪』経由で。

すき家のうなぎは中国産だった!
生産地表示されていないのはなぜ?
(オーマイニュース)

http://www.asyura2.com/07/health13/msg/271.html
投稿者 noa 日時 2007 年 7 月 25 日 04:18:48: ITOG4MvOn4HkA

http://www.ohmynews.co.jp/news/20070723/13425

すき家のうなぎは中国産だった!
生産地表示されていないのはなぜ?北澤 強機(2007-07-24 12:10)

おおぶりの半身がのり550円は魅力だが……(撮影:北澤強機) 牛丼チェーン店の「すき家」では、単品550円でうな丼が食べられる。すき家といえば、現在でもアメリカ産牛肉を使用しないなど、食品の「安全・安心」については厳しいことで知られているのだが、はて? 

 すき家を運営するゼンショーに電話を入れた。

 「正直に申しまして、中国産です。ただし、世界で一番厳しいと言われる日本のチェックは当然クリアしているほか、本社分析センターにてさらに厳しい基準を設けてチェック。さらに配送分の中から抜き打ちチェックを実施しています」

 それにしても、すき家では、牛肉、豚肉はもちろん、サラダのレタスにいたるまで、店内に原産地表示がされている。だが、うなぎの産地表示はない。これはどういうわけだろうか?
 
 細かく生産地を表示しているのに、うなぎだけない(撮影:北澤強機) 「中国産と表示することによって、お客様を不安にさせてしまうこともあると思い、社内で検討しているところです」

 牛丼チェーン店として「すき家」「なか卯」を経営するゼンショー(合計店舗数では吉野家を抜いて日本最大)は、アメリカ産牛肉を使用している吉野家を批判するかのように「アメリカ産牛肉は使いたくても使えない」としアピールしている。

 しかし、うなぎではその産地をホームページなどでも公開していないのだ。

 たしかに中国産食品の安全性が問題視されている昨今の状況を考えると、すき家が原産地表示に慎重な姿勢も理解できるが、消費者への告知はしっかりやってほしい。

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■うんとだね。ハラナはもともと、「すき家」をはじめとする「ゼンショー」という組織をそれほど信用していない。■ま、せいぜい am/pmと、同程度に同業他社よりマシといった程度の信頼感しかおいていない。■たとえば、つぎのような記事。



2007年06月08日
バイトとフリーター 「残業代払え」と労組
何かと問題になるのが、バイトやフリーター、パートなどの労働問題です。以下のニュースが典型例です。残業代の未払い、不当解雇などはもはや定番という気がします。

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「残業代払え」と労組、大手牛丼チェーンの「すき家」に対し(2007/5/25 ライブドア)

20日に行われた「全国青年大集会2007」のアピールウォークでは、牛丼チェーン「すき家」を経営するゼンショーに対し「すき家は残業代を法律通りに払え!」とシュプレヒコールが起きた。労働組合・首都圏青年ユニオンではこれまで「すき家」に対して、アルバイトのクビ切りを断念させたり、約1万人のアルバイトに法律通りの残業代を支払うようにさせるよう求めてきた。この運動ですき家側はアルバイトの解雇は撤回したが、過去の残業割り増し分は支払われていない。

(中略)

ゼンショーの広報担当者はPJニュースの電話取材に対し、残業代については「拘束時間ではなく勤務時間で支払う」と語った。また「左翼系の労働組合がプロパガンダとして利用しているケースがある」と、首都圏青年ユニオン活動への批判をほのめかした。
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■以前、BSE問題アメリカ産牛肉輸入再開をめぐって、「すき家」の態度をほめそやしたひとびとが、すくなからずいた。■たとえば「すき家好きや」ブロガー同盟といった集団さえうまれたが、ハラナは、うえにあげたような労使問題とそれへの対応をかんがえたときに、それほど清廉潔白な企業グループとはおもえないんだよ。
■はっきりいってだね。「お客様の安全第一」ってのは、企業イメージをブランドとして維持するって戦略の一種にすぎなくて、ウラはいろいろあるんだろうと推測する。■たとえば、am/pmが、いくら「合成着色料・保存料・化学調味料を一切使用せず製造した瞬間冷凍食品を、注文に応じて加温・販売する「とれたてキッチン」(旧称「フローズンとれたて弁当」)を1994年に開発、輸送コストの削減や、賞味期限切れで捨てられる大量の廃棄物を低減することにも同時に成功している」といったリッパな方針を維持していようと、「あやしいコンビニ」シリーズでかいたような、諸矛盾から完全に解放された企業だという保証などないからだ。■資本主義のなかでかちぬくためには、殿様商売はほとんど不可能だ。野村進さんの『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン』みたいな、ごく一部の同族企業なんぞを例外としてね。■ま、それはともかく、「お客様はかみさまです」系のかおをブランド化しつつ、一方で「左翼系の労働組合がプロパガンダとして利用しているケースがある」とすごむなんざ、その労務管理・人事の質がすけてみえるじゃないか?

■結局のところ、「安ければ、それでいいのか」って、リスク問題にたどりつくとおもう。■「地産地消」が例外的にうまくいっている ごくせまい空間以外で、「やすい/うまい/あんしん」なんて、三拍子そろうはずがない。

■中国産食品の安全性への集団ヒステリー的状況も、これらの基本的構図=「安ければ、それでいいのか」って、リスク問題をわすれた過剰反応にみえる。
【つづく】