■『鳥居正宏のときどきLOGOS』のすごい記事を、一部転載。

驚愕! 防衛省からの回答
?「駆け付け警護」発言について?」


以下が、佐藤正久氏による「駆け付け警護」発言についての、防衛省としての見解を示した、防衛省からの返信の内容です(原文そのままの転載です。ただし私のメールアドレスだけは伏せています)。


------------(ここからが防衛省からの返信)------------
Subject: RE: 元イラク先遣隊長・佐藤正久氏の発言について(伺い)
Date: Thu, 18 Oct 2007 17:58:25 +0900
From: イラク関連 メール
<infoiraq@mod.go.jp>
To: Masahiro Thorii <**************>


防衛省 広報課です。



佐藤参議院議員の発言につきましては報道された
範囲において承知しておりますが、当該発言は
佐藤議員個人の思いを述べたものと理解しております。


なお、「自衛隊の部隊が法令を遵守して活動すべきことは
当然のこと」との答弁につきましては、特段異論ありません。


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  Ministry of Defense Public Affairs Dev.
      防衛省大臣官房広報課
    Mail : infomod@mod.go.jp
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------------(ここまでが防衛省からの返信)------------
すなわち、防衛省としては、佐藤氏の「駆け付け警護」発言は、「佐藤議員個人の思いを述べたもの」と理解しているということです。



この防衛省の見解では、もし、「駆け付け警護」が実際に実行されていたならば、即ち、日本から遠く離れたイラクの現場で、国民が誰も知らない間に、「既成事実」として、すでに現場での戦闘が開始されていたとしても、その責任は、すべて佐藤氏個人にある。ということなのでしょうか?



佐藤氏には、個人の裁量で、軍隊を動かし、武力を行使し「駆け付け警護」のための戦闘を開始するだけの権限が与えられていた。ということなのでしょうか?



国会の承認、防衛大臣の許可、そして日本国防衛の最高指揮官である内閣総理大臣の命令なくして、佐藤氏個人が、「個人の思い」で戦闘行為を開始しても良く、そしてその責任は、全て佐藤氏個人が負う。ということなのでしょうか?

このような事が、許されるということなのでしょうか?

上記の防衛省からの回答を見るに、いま、防衛省には、まったく、シヴィリアン・コントロールが効いていないのかもしれません!

みなさん、どうかこのことを、防衛省に問うてください。

1人でも多くのみなさんから、「市民の声」として、防衛省に疑問をぶつけてください。

また、与党、野党に対しても、この防衛省の回答についての疑問を「市民の声」としてぶつけてください。そうして官邸や国会議員に働きかけてください。

議員のかたは、この問題について、どうか議会で取り上げてください。

マスメディア関係のかたは、この問題について、防衛省を取材し、取り上げてください。

防衛省に対する、シヴィリアン・コントロールを復活させなければなりません!

そのためには、何よりも、シヴィリアン・パワーが必要です!

防衛省広報課(イラク派遣担当) :
infoiraq@mod.go.jp



※私は、直接防衛省に電話をして、広報課のFAX番号を尋ねたのですが「お教えできません」と断られてしまいました。

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佐藤正久議員については、「自衛隊法を確信犯的に逸脱しようとした指揮官が国会議員になっている」をはじめとして、数本かいた。■防衛省が、こういった、にげにまわることは、しかたがあるまい。それが官僚制というか、日本政府の体質でもあるし。
■しかし、スジ論として、とおるはずがない。だって、以前職員というか、中堅幹部だった人間の確信犯的発言だからね。それに「【重要】「ヒゲ隊長巻き込まれ発言は、自衛隊としての方針だった」(ヤメ蚊)」という大問題があるし。
■しばらく、この問題はとわれないままとまっているが、正念場という感じがする。このままだと、わすれさられかねないからね。


●「防衛省に質問しました ?首相の国会答弁と「駆け付け警護」発言?」『鳥居正宏のときどきLOGOS』
●「鳥居さんが防衛省に質問」『いわいわブレーク』


●「イラクは「戦場」だったと白状する自衛官が国会議員になった
●「「情報収集の名目で現場に駆けつけ あえて巻き込まれる」とくちばしった国会議員はなぜ追及されない?
●「15年まえからずっと「駆けつけ警護」の好機をまっていた