■2年ほどまえ紹介した『自動販売機と地域経済』の最近の記事を紹介。


白川郷長瀬家の売店
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ここは白川郷の長瀬家敷地の売店内。瀬かい遺産に配慮した小屋のなかで、飲料、カメラ付きフィルム、小物類を販売している。

販売される飲料はとびらが透明ガラスの小型の冷蔵庫で冷やされている。そこでは先ほど150円で売られていたような「白川の水」がペットボトルで100円で売られているのだな。
売店のお嬢さんに聞くと、「ここのすぐ裏山が水源で、すぐ近くで水をつめているから安いのよ」だって。輸送コストがかからないっていうのはそうなんだな。
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向かって左には無料給水器。脇に小さめの紙コップが置いてある。ペットボトル1本100円で売っている水が、これは無料だという。

外に自動販売機を置いて飲料を販売すれば、前を通り過ぎる人はたまになんの愛着もなくペットボトルを買うかもしれない。それだけなんだな。
間口を開けて飲料を求めるお客さんを招きいれ、一杯の水をサービスする。そこで話が始まる。他の商品も並んでいる。先ほどの一杯の水はサンプルとなり、その飲料を買ってくれるかもしれない。さらにその心地よさにリピーターとなる。いま買わなくても次に買ってくれる。さまざまな可能性がここに生まれてくる。

そんな自説をお嬢さんに説明したところ、共感を示してくれたのであった。なんていいところなんだ!ここは。

by epole | 2007-11-03 07:21 | 飛騨高山の自動販売機 | Trackback | Comments(0)

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■ひさびさに、ほのぼのする話題(笑)。
飛騨高山が全面的に美化できる空間でなどないことは、何度もかいた。■そして、それはepole氏が11月の記事群でもちゃんとかいている
■でも、過度の一般化さえしなければ、こんなホットする「商売」もあるということ。政商やら、ゴマカシしにせ、とかだけでなく、もっともな商売を地味につづけている空間がちゃんとあることも、確認しておこう。