■いわゆる「変死」事件としての「時津風親方を立件へ 力士急死巡り傷害容疑 愛知県警(朝日)」「親方「バットはやめとけ」 力士死亡問題、暴行の兄弟子注意(中日)」「力士急死で検視怠る 愛知県警、病死と判断(朝日)」「愛知県警と犬山中央病院の言い分をタレながす地元メディア」「「当初から隠ぺい」は兄弟子たちだけじゃないはず」の続編。


急死力士の死因を再鑑定へ 
 大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=が急死した問題で、愛知県警捜査一課と犬山署は死因について、新潟大の鑑定結果では傷害致死容疑の立証には不十分として、十八日までに名古屋大に再鑑定を依頼することを決めた。

 今週半ばに新潟大に保管されている遺体の臓器などを受け取り、あらためて名古屋大に依頼する。再鑑定の結果が出るまでには一カ月以上かかるといい、部屋関係者の年内の立件は厳しくなりそうだ。

 県警によると、斉藤さんは死亡前日の六月二十五日夜に兄弟子から金属バットなどで暴行されたが、翌二十六日には通常通り朝げいこに参加。その後のぶつかりげいこ後、意識不明になり死亡した。

 二十五-二十六日のどの時点の外傷が直接の死因になったかの判断が難しく、立件の壁になっているもようだ。
 新潟大の鑑定では死因を「多発外傷性ショック」とし、多数の傷の積み重ねが死亡につながったとされた。県警はこれらの傷をさらに詳細に調べ、死因の鑑定を補強する必要があると判断した。斉藤さんの体質が死亡にかかわりなかったか確認する目的もあるという。

 名古屋地検との協議で再鑑定を決めた。

 県警は当初、斉藤さんの死因を病死としたが、不審を抱いた新潟市の両親が解剖を依頼。その後県警は新潟大に内臓の組織鑑定を依頼し、十月に鑑定結果が出ていた。

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■「新潟大の鑑定では死因を「多発外傷性ショック」とし、多数の傷の積み重ねが死亡につながったとされた」ということに満足できない理由はなんだろう? ■「二十五-二十六日のどの時点の外傷が直接の死因になったかの判断が難しく、立件の壁になっている」というが、たとえば「暴行の実行犯」とみなされている3力士の、どの攻撃が直接の死因になったのかを特定しないと、立件できないとでもいうのか? ■刑法理論がどうなっているのか、しろうとにはわからない。しかし、多数の打撃が蓄積して、結果的に致命的衝撃となったという解釈が妥当だとするなら、「二十五-二十六日のどの時点の外傷が直接の死因になったか」の特定など、完全に無意味なはず。■もちろん、「体質が死亡にかかわりなかったか確認」することも無意味だろう。まさか、「リンチにたえられない体質のせい」なんて、結論をみちびくつもりじゃあるまい?

■はっきりいって、今回の犯罪の本質は、「社会学的密室」でおきた、パワー・ハラスメントが、大相撲という閉鎖空間の伝統としての「かわいがる」というかたちで集団リンチとして惨劇をうんだということにつきる。■もちろん、共犯者として、そのもみけしをはかった後援会・犬山中央病院・犬山警察署の関係者が浮上している、ということもみのがせない。

■ちゃんと確認しておこう。「おしだし」とか「おしたおし」などの、きまりてをかんがえるとき、「だす」という動作、「たおす」という動作が決定的だろうか? ちがうだろう。「おす」という攻勢こそ、勝ち力士の勝利のカギのはず。■「横四方固 (よこしほうがため)」など、柔道の「かためわざ」で一本がきまったとして、それが決定的な攻撃だったか? ちがうだろう。「裸絞(はだかじめ)」は失神をさそう きめわざだろうし、腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)」は、ひじが骨折しないよう、うけてがわの まいったを誘発する きめわざだろうが、勝負のわかれめは、むしろ これら かためわざに完全にもちこむ直前の攻防にちがいない。■一対一の格闘技でさえも、最後の「きまりて」にだけ着目することが、ただの どしろうとの みたてにすぎないのとおなじく、波状的な集団リンチのなかで、「●●が うちすえた、▲▲日■■時ごろの金属バットの3回目が、もっとも直接的な致命傷だった」とかいった検証・判定なんて、まったく無意味だとおもうが、これがナンセンスなしろうと判断か、だれか解説してほしい。
■ハラナの直感では、親方の指令だけが決定的だとおもうが。まさか、「外傷が直接の死因になったかの判断」次第で、当時の時津風親方の責任・罪状がかわるなんてことがあるはずないよね?■まさか、当時の時津風親方が、「実行犯の3力士」より罪がかるいなんてないよね?