リスク論

徳島刑務所内陵辱疑惑と暴動事件報道

■はるにかいた「刑務官は、痴漢以上にみずから冤罪の危険性をせおっている」の続編。■『週刊現代』などで告発記事が掲載された徳島刑務所の「変態医師」による、受刑者虐待疑惑。■まずは、『流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)』の半月まえほどの記事に掲載された告発文の画像がすごい。

西岡研介記者が週刊現代で、刑務所内の人権侵害を暴く記事「徳島刑務所『変態医師』恐怖の“肛門虐待”自殺した受刑者も」を掲載している。徳島刑務所の医務課長を務めている医師が、受刑者の肛門に指を突っ込むという虐待を繰り返しており、80人が告発したというものだ。その告発の内容はすさまじい。

【2、3日前より下腹部が張って痛みがあったので、医務課長、松岡の診察を受けました。いきなり直腸診をされ、当初は自分の感覚では指2本を挿入されたと思います。すると松岡は『この分やったら(便が)出るかもしれん』と言いながら4本指で便の掻き出しすべく、いきなり指4本を挿入され、激痛が走りました。『止めてください』と3回ほど訴えましたが、松岡の指示で看護師職員が脚部を押さえつけ、他の立会職員が背中を押さえつけました。あまりの激痛に我慢できず診療台でもがきましたところ、勢い余って診療台から落ちました。下半身はむき出し、便まみれとなりました。しかし、松岡は(私を)床から診療台に上げて指を突っ込もうとしました。(中略)肛門の傷は血が大腿部から足に伝って床に滴るほどひどいものでした。脱肛創が完治するまで3カ月かかりました】
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転送:柏崎刈羽原発停止を求める坂本龍一さんたちによる呼びかけ

■ちょっとまえだが、『Like a rolling bean (new) 出来事録』からの転載。


【署名のお知らせ】
柏崎刈羽原発停止を求める
坂本龍一さんたちによる呼びかけ

柏崎刈羽原発停止の署名(坂本龍一教授らによる)の情報をいただきました。

ありがとうございます!取り急ぎ転載させていただきます。
〔中略〕
引用ここから???

-----Original Message-----
Subject: Fw:柏崎刈羽署名サイト の紹介

みなさま

転送です。重複ご容赦。

坂本龍一さんと賛同者の方が、柏崎刈羽原発の閉鎖を求めるネット上の署名を始めました。
https://www.sitesakamoto.com/unplug_kariwa/

簡潔で的確な内容だと思います。

???引用ここまで

わたしも早速署名してきました。すでに800名を超えていました。

こうした局面でいささか不謹慎かもしれませんが、unplugという言葉(電源を切る、まさにその通りですが音楽の世界ではご存知の通り、アコースティックを意味します)のセンスの良さにはっとしました。



UNPLUG KASHIWAZAKI-KARIWA


柏崎刈羽原発の運転再開は危険です
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断層調査、大半を過小評価(東京電力)

■前便の関連記事で、1週間まえの各紙の記事を記録しそこねたので、『中国新聞』のを転載(キャッシュでリンク)。

断層調査、大半を過小評価 
柏崎刈羽原発沖で東電
'07/11/15

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 柏崎刈羽原発(新潟県)沖合で東京電力が一九七○―八○年代に実施した海底断層調査で、疑わしい調査地点のうち三分の二を同社が「断層ではない」と過小評価した上、少なくとも四つの断層を見逃したまま原子炉増設を申請した疑いが強いことが十四日、同社が開示した調査原記録の分析で分かった。国の安全審査もこの評価を認めていた。

 疑われるデータのあった調査地点四十二カ所のうち東電が「断層あり」としたのは三分の一強の十五カ所。原記録を分析した広島工業大の中田高教授(地形学)らは「ほかの二十七個所でも断層とみられる構造があるのに、常識的にはありえない評価。審査した国の責任も重い」と批判している。

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磨耗というより、「削り跡」(柏崎刈羽原発タービン)

■原発をかかえる電力会社が正直に報告したためしがないので、これも かなり すくなめに発表している可能性がたかいが、とりあえず各紙で報じられた損傷の件。■『新潟日報』から。

柏崎刈羽原発タービンが摩耗

 東京電力は20日、中越沖地震で被災し、点検中の柏崎刈羽原発4号機の低圧タービンで、金属製の羽根(最大直径4・5メートル)に削れた跡が12カ所見つかったと発表した。4号機は地震当時運転中で、タービンが高速回転する中で揺れにより隣り合う羽根同士が接触したとみられるという。

 低圧タービンには、1秒間に25回転して電気を起こす動翼と、動かずに蒸気の流れを整える静翼の2種類の羽根が18枚ずつ交互に配置されている。動翼は軸に、静翼はタービンの覆いにそれぞれ固定されている。

 削れた跡が見つかったのはこのうち中心部の8枚。動翼先端部の約4ミリの突起が削り取られていたほか、静翼側にも最大約2ミリの摩耗が確認された。羽根同士は通常4―7ミリのすき間があるが、地震の揺れで接触したとみられる。今後、部品の交換を行い、外側の28枚や高圧タービンも点検する。

 同原発では、地震当時停止中だった1、5、6号機と、運転中だった7号機のタービンですり傷や接触痕が見つかっているが、削り跡が見つかったのは初めて。



新潟日報2007年11月20日

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■うーんと、やっぱり この件を「磨耗」ってコピーつけるのは、さすがにまずかろう。■なにか、圧力でもかかっているのか?

●Googleニュース検索「柏崎刈羽」
●日記内「柏崎刈羽」関連記事

枯葉剤機密カルテル第64回 第二次枯葉作戦

■別処珠樹さんの『世界の環境ホット!ニュース』の 先月の記事。■シリーズ第64回で、61回・62回・63回とつづき。【リンクはハラナ】。

【シリーズ記事】「転載:枯葉剤機密カルテル1」「」「」「」「」「」「」「」「」「10」「11」「12」「13」「14」「15」「16-7」「18」「19」「20」「21」「22」「23」「24」「25」「26」「27」「28」「29」「30」「31」「32」「33」「34」「35」「36」「37」「38」「39」「40」「41」「42」「43」「44」「45」「46」「47」「48」「49」「50」「51」「52」「53」「54」「55」「56」「57」「58」「59」「60」「61」「62」「63



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世界の環境ホットニュース[GEN] 651号 07年10月30日
【転載歓迎】意見・投稿 → ende23@gmail.com   
枯葉剤機密カルテル(第64回)         
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枯葉剤機密カルテル           原田 和明

第64回 第二次枯葉作戦

「セベソ」の汚染物が消えて3か月、1982年12月にアメリカ・ミズーリ州タイムズビーチで大規模なダイオキシン汚染事件が発覚
しています。隣町の農薬工場から出されたダイオキシンを含む廃棄物が廃油と混ぜられて「ほこり止め」として道路に散布されていたことが原因でした。(タイムズビーチ事件その農薬工場はベトナム戦争の期間中、米軍と契約して枯葉剤の一成分245Tを、戦後はイクメサ工場と同じく 殺菌剤ヘキサクロロフェンを製造していました。83年2月には土壌から500ppb(環境基準の500倍)のダイオキシンが検出されました。(川名英之「検証・ダイオキシン汚染」緑風出版1998)

続いて5月には、ニュージャージー州のニューアークにあった枯葉剤メーカー・ダイヤモンド・アルカリ社の工場跡地の土壌からも500ppbのダイオキシンが検出されています。同社は1950年代と60年代に爆発事故を起こしていて、土壌汚染が心配されていたのです。(川名英之「検証・ダイオキシン汚染」緑風出版1998)

恐らく、イクメサ工場には隠しておきたい秘密があったのでしょう。世間のダイオキシンに対する関心が高まる中、証拠隠滅のため、廃墟から汚染物を持ち出したものの、偶然にフランス警察やベルギーの監視船に発見された上、タイムズビーチ事件やダイヤモンド・アルカリ社の工場跡地の汚染報道などで社会的関心を呼び、汚染物が行方不明のままでは却ってミステリーとして人々の記憶に留まってしまうことを恐れたのではないかと思われます。
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