■今月はじめに「迷走安倍内閣の軌跡」という、備忘録的記事をかいたあと、どのような急展開になったかは、コメント欄への すくなくない かきこみでも 記憶がたどれるとおりである。■「安倍首相」は すっかり「過去のひと」あつかいで、政界引退をウンヌンするような記事さえでまわる始末だ。■なにしろ、話題の中心は、福田もと官房長官の急浮上の背景とか、民主党とのかけひきとか、今後の政局に完全に移行し、選挙地盤の後継者は、実弟の中学生のむすこさんだとか、くちさがないネタが、マイナーな話題としてあがる程度だからだ。
■そして、こういった政権交代〔といっても、万年与党のなかでの「継投」にすぎないんだが〕につきものの、後継首相の身辺のスキャンダルをかぎまわるジャーナリズムが浮上してくるのは当然として、問題は「過去のひと」化していくメディアの姿勢と、「無責任」「病気ならしかたがない」の両極にわかれただけで、本質をつかない国民である。■双方とも、安倍首相がいう「美しい国」ににつかわしくない国情を象徴する醜態といえるだろう。退院後の「おわび会見」でも「健康問題」の一点ばりで まくひきをはかろうとする安倍首相自身が、その中心であるのは、あまりに なさけないが。 続きを読む
■そして、こういった政権交代〔といっても、万年与党のなかでの「継投」にすぎないんだが〕につきものの、後継首相の身辺のスキャンダルをかぎまわるジャーナリズムが浮上してくるのは当然として、問題は「過去のひと」化していくメディアの姿勢と、「無責任」「病気ならしかたがない」の両極にわかれただけで、本質をつかない国民である。■双方とも、安倍首相がいう「美しい国」ににつかわしくない国情を象徴する醜態といえるだろう。退院後の「おわび会見」でも「健康問題」の一点ばりで まくひきをはかろうとする安倍首相自身が、その中心であるのは、あまりに なさけないが。 続きを読む