政治家・公務員の潔癖さ

安倍首相を「過去のひと」化したい ひとびと

■今月はじめに「迷走安倍内閣の軌跡」という、備忘録的記事をかいたあと、どのような急展開になったかは、コメント欄への すくなくない かきこみでも 記憶がたどれるとおりである。■「安倍首相」は すっかり「過去のひと」あつかいで、政界引退をウンヌンするような記事さえでまわる始末だ。■なにしろ、話題の中心は、福田もと官房長官の急浮上の背景とか、民主党とのかけひきとか、今後の政局に完全に移行し、選挙地盤の後継者は、実弟の中学生のむすこさんだとか、くちさがないネタが、マイナーな話題としてあがる程度だからだ。
■そして、こういった政権交代
〔といっても、万年与党のなかでの「継投」にすぎないんだが〕につきものの、後継首相の身辺のスキャンダルをかぎまわるジャーナリズムが浮上してくるのは当然として、問題は「過去のひと」化していくメディアの姿勢と、「無責任」「病気ならしかたがない」の両極にわかれただけで、本質をつかない国民である。■双方とも、安倍首相がいう「美しい国」ににつかわしくない国情を象徴する醜態といえるだろう。退院後の「おわび会見」でも「健康問題」の一点ばりで まくひきをはかろうとする安倍首相自身が、その中心であるのは、あまりに なさけないが。 続きを読む

「踏み字」強要で在宅起訴 鹿児島県警の元警部補、暴行陵虐罪で(北海道新聞)

■いわゆる「志布志事件」についての一連の記事「「裏取りしないから」と、自白迫る 鹿児島・無罪事件(朝日)」「違法捜査隠ぺい続々 県警に内部文書 鹿児島・公選法違反無罪(西日本)」「県警本部長「買収会合、証拠上なかった」 県議選事件(朝日)」などの続報。



「踏み字」強要で在宅起訴 
鹿児島県警の元警部補、暴行陵虐罪で
(09/19 18:59)
 12人の被告全員が無罪となった鹿児島県議選の公選法違反事件で、任意取り調べ中の男性に家族の名前を書いた紙を踏ませる「踏み字」で自白を強要し精神的苦痛を与えたとして、福岡高検は19日、特別公務員暴行陵虐罪で鹿児島県警の●●●●・元警部補(45)=8月に依願退職=を在宅起訴したと発表した。

 ●●被告が鹿児島県から福岡市に転居しているため、福岡地検が福岡地裁に起訴した。

 高検によると、直接的な暴力やわいせつ行為ではなく、精神的苦痛を与えたことで特別公務員暴行陵虐罪に問うのは異例。●●被告は、踏み字をさせた行為自体は認めている。

 起訴状などによると、県警捜査2課の捜査員だった●●被告は2003年4月、県議選で初当選した中山信一さん(62)の支援者だったホテル経営●●●●さん(61)を、有権者に酒を配った疑いがあるとして志布志署で任意で取り調べ。供述を拒まれたため、●●さんの父や孫の名前とともに「おまえをこんな人間に育てた覚えはない」「早く正直なじいちゃんになってください」と紙に書き、足をつかみ踏ませた。
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久間氏にとっての「政治的な言動」

■安倍政権の象徴的な人物のひとりであった久間氏。またまた、名物の一言居士ぶりを発揮。■『長崎新聞』から。

久間氏「不愉快な思いさせた」 
県庁で謝罪会見

 自民党の久間章生元防衛相(衆院長崎2区選出)は十三日、県庁で記者会見し、防衛相辞任につながった六月の原爆「しょうがない」発言について、「被爆者やご遺族らに大変不愉快な思いをさせたことを深くおわびしたい」とあらためて陳謝した。

 その上で発言の真意について「原爆を容認するものではない。許せないという気持ちは今も持っている」と述べた。被爆者団体への直接の謝罪は「結局、お会いするのは団体のトップになり、そうした方々は政治的な言動をされる。今のところ考えていない」とした。

 会見を受け、久間元防衛相の辞任直前、直接抗議した田上長崎市長は、「直接おわびしたいという思いの表れ」と一定の理解を示し、「被爆県選出の国会議員として核兵器廃絶に力を尽くしてほしい」と話した。

 一方、長崎原爆遺族会の下平作江会長は「今更謝られても心に響かない」。県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「自民党の要職に就いて活動するため、とげを抜きたかったのでは」と冷ややか。被爆者団体のトップを「政治的な言動をする」とした発言に「なぜ長崎まで来て被爆者の感情を逆なでするのか」と批判した。
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調書がおすきな 草薙厚子先生

2年ちかくぶりに ご登場草薙厚子先生。とうとう、任意同行をもとめられ 事情聴取となったようだ。■『読売』の記事を転載。

奈良放火殺人、
調書引用で著者と鑑定医を聴取

 奈良県田原本(たわらもと)町の医師(48)方で昨年6月、妻子3人が焼死した放火殺人事件を巡り、長男(17)の供述調書を引用した単行本が出版された問題で、奈良地検と奈良県警は14日、非公開の少年審判や供述調書の内容を不当に漏えいしたとして、刑法の秘密漏示容疑で、著者でフリージャーナリストの草薙(くさなぎ)厚子さんや長男を精神鑑定した医師(49)の自宅など数か所を捜索した。

 2人に任意同行を求め、事情聴取を始めた。

 本の出版について、同容疑で強制捜査が行われるのは極めて異例。言論、出版の自由とも絡み、今後の捜査が注目される。

 捜索を受けたのは、草薙さんの東京都杉並区の自宅や渋谷区の所属事務所、京都市内にある鑑定医の自宅、勤務先の病院など。

 調べによると、鑑定医は草薙さんに対し、長男やその父親の供述調書などの写しを提供し、不当に秘密を漏らした疑いが持たれている。草薙さんは今年5月、調書の原文を引用する形で、「僕はパパを殺すことに決めた」を講談社(東京)から出版した。
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野蛮で差別的な国家ニホン(過剰発砲致死事件)

西方町(にしかたまち)■おなじみ ヤメ蚊さんの先日の記事から画像を。

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