ニホンゴ/コクゴ/ミンゾクゴ

佐藤稔『読みにくい名前はなぜ増えたか』

人名と漢字については、だいぶかいてきたが、難読苗字はともかく、保護者による「なづけ」は、「思想信条の自由」「表現の自由」といった原則を無制限にみとめるわけにはいかない性格をもっている。

●「人名用漢字の戦後史
●「コドモはオヤをえらべない(トホホな漢字人名)
●「女子大生が命名辞典 椙山女学園大(朝日)
●「雑記帳:男児は大翔、女児は陽菜…今年の命名ランキング(毎日)
●「つけたい名前のイメージ(ベネッセ)
●「〔産経【主張】〕公共財を棄損する「感字」?


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■このなつに刊行された 佐藤稔『読みにくい名前はなぜ増えたか』は、日本語漢字表記による「なづけ」が どのような経緯をもって変動してきたかを歴史的に整理し、最近の「難読人名」の生成の本質をさぐろうというこころみである。
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「柏崎刈羽」を「かしわざきかりは」とよんだ福田首相

■おととい(になってしまった)の国会の代表質問(福田首相の所信表明演説への)をラジオできいていたら、「柏崎刈羽原子力発電所」を、福田首相は「かしわざきかりは……」とよみあげた。「刈羽村」にまたがる原発であるという事実はもちろんのこと、それが「かりわむら」という行政区画(地名)であるといった事実もたしかめなかった〔というか、説明にあたっただろう官僚もノーマークな領域?〕ことが、露呈したということか?
■「よみまちがい」に 異様にこまかいツッコミをいれているとおもわれそうだが、ことは、そんな次元にない深刻なものかもしれない。■?すくなくとも、福田首相が戦時中の疎開以外基本的に東京っ子だったにしても、選挙区のある群馬の隣県にかなりうといという事実。■?であるがゆえに、むしろ一層注意をはらうべきだったろう、もともと やっかいな固有名詞(漢字表記地名の「よみ」)を確認しなかったという事実だ。
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主義主張をはじめとした「せのび」による、表記のユレ

■完全に身体化した 言語コードではないのに、いろいろな理由から「せのび」をすると、かならず ホコロビ・自己矛盾が ふきだすってのは、ある意味普遍的な現象だろう。■たとえば、日本語をローマ字表記するときの、ヘボン式と訓令式の混用問題など、いくつもの現象をとりあげてきた。
■今回のデータは、旧かな運動の実践例から。

クラシックギターを調律したり、彈いたりしつゝ、ギターの事を調べていたら、どうも私の使つてゐるギターは旧過ぎるのではないかと。すぐに調律が狂ふし。あー、既に購入してから三十年、少なくとも二十年以上經つてゐるギターだから云々。
この前見つけた一万円のエレクトリックギターでも購入しようかな、それよりもフォーク・ギターが欲しいんですが、何か良いのないかな。
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「辞書より携帯」が、そんなに問題か?

『朝日』『読売』あたりが、ちょっとさわいだ件(笑)。
■『読売』の1週間ほどまえの記事を転載。


漢字の調べ方、辞書より携帯
…10?30代で多数派に

 漢字を調べる際に辞書ではなく、携帯電話の漢字変換機能を使う人が、20代では8割もいることが、7日に発表された文化庁の「国語に関する世論調査」で分かった。「気が置けない」「流れに棹(さお)さす」など、慣用句の意味を誤解するケースも目立った。

慣用句の誤用も広がる

 調査は今年2?3月、16歳以上の約3400人を対象に行われた。

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 わからない漢字を調べる場合、何を使うかを聞いたところ、「辞書」(60・6%)、「携帯電話」(35・3%)、「ワープロ・パソコン」(21・3%)、「電子辞書」(19・4%)という順番だった(複数回答)。年代別に見ると、10?30代の各年代では、携帯電話で調べる人が辞書を使う人を上回った。特に20代は、携帯電話派が79・3%に達し、辞書派は35・4%にとどまった。

 こうした傾向について、文化庁国語課は「携帯電話の変換機能では漢字の意味までは分からない。求めている漢字を正確に選び出せるかどうかは使う人の国語力にかかってくる」と指摘している。


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誤用がめだつようでは慣用句でなく半分死語でしょ?

■『中日新聞』の記事。


慣用句、目立つ誤用 
文化庁が国語世論調査
2007年9月8日 朝刊

 「上や下への大騒ぎ」59%、「そうは問屋が許さない」24%?。文化庁が実施した「国語に関する世論調査」で、多くの慣用句が誤った言い回しで使われている実態が七日、明らかになった。

 「ぞっとしない」「流れにさおさす」などの慣用句の意味を誤解している人も多く、文化庁国語課は「大半の人が逆の意味で使っている言葉もある。本来の意味をもう少し意識するようになってほしい」としている。

 調査は今年二?三月、全国の十六歳以上の男女約三千四百人を対象に実施、千九百四十三人から回答を得た。

 混乱ぶりを表現する慣用句として本来の「上を下への大騒ぎ」を使う人は21%だったのに対し、誤った「上や下への大騒ぎ」は約三倍の59%。夢中になることを本来の「熱にうかされる」としたのは36%で、誤用の「熱にうなされる」の48%を12ポイント下回った。
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